仲間との対話 〜インスパレーションその2〜


こんにちは、Kです。


今日はインスパレーション第2回
メンバーの方からいただいた対話を元に
もう少し深く読み進めたいと思います。

私の解説いらなかったんじゃね?
と思うくらい深く読み込んでくれましたので
私としては非常に有り難いですね。

送ってくれたのは読書会メンバーの
山川さん。


元々すごいなあと思う方でしたが、
ここまでとは。


では参りましょう。


============================


Kさん


いつもお世話になっております、山川です。


前回の読書会で頂きました課題
インスパレーション2回目の感想
を送ります。


—————————————

Fill your paper with the breathings of your heart.

この文に関してはKさんが前回同様細かく
一単語ずつ噛み砕いてくれるであろうと思われるので


私は今回は一点集中でこの言葉と対話してみました。

それは「word is born」です。


word is bornを調べてみると

word is bondが元の言葉(これもスラング)で
word is bornとも言うというニュアンスで書かれています。


word is bornには木坂さんの説明のような意味があるのかもしれませんが
word is bornの詳しい情報は辿れなかったので


原型である
word is bornの意味をたどったほうがword is bornよりわかりやすい気がします。


word is bondは
「疑う余地もない事実」という意味のスラングですが
黒人が主に使う意味は単純に「すげー」とか「かっけー」と言っているだけ、だそうですが


word is bondの原型は「MY word is bond」。

意味は私の言葉が私の証文です。/武士に二言はない(By アルク)

ロンドンの「シティ」という、世界の金融のセンターにおける理念に
「MY word is bond」があるそうです。


契約書などはいちいち交わさずとも、一度言葉にしたらその約束は必ず守るという
世界の金融街を支えてきた最も大事な規範だそうです。


また、
wordという単語には賛成するという意味があり

I agreeと同じ使い方をしていてよくコメント欄に書き込まれているようです。


まとめるとWordという英単語には文字とか言葉という意味の他に
約束、賛成という意味があります。


それを踏まえてこのインスパレーションの内容を振り返ると

文字としてWordを使って文章を書くことは

自分の主張したいことを文章にしているだけで
ただたんに自己主張を押し付けているだけですが

本来文章とは読者と「約束」する行為、ということになります。


アルケミー3回目の内容を踏まえれば
この文章を読めばあなたの孤独がほんのすこしだけ和らぐことを「約束」する
主張でなければならない。


文章を書くときにあなたの文章は読者に「約束」できますか?
と問いただすことが「格闘」なのではないかと


短いですがインスパレーションと対話をしてみました。


以上です。


本日の読書会もよろしくお願いします。


山川


==========================



山川さん、ありがとうございました。


では少しずつやっていきましょう。



>Fill your paper with the breathings of your heart.
>
>この文に関してはKさんが前回同様細かく
>一単語ずつ噛み砕いてくれるであろうと思われるので
>私は今回は一点集中でこの言葉と対話してみました。



・・・あー、なんというか、すみません。


深く対話できなかったです。


ただ今は少しだけ理解が深まったので
一応少しだけ解説しておきますが、
この文章でポイントになるのは


「the breathings of your heart」


という一文です。


特に「of」ですかね。


of ってのは「つながりを持った分離」という
イメージを持つ単語です。

of の後ろに続くものからぴょこんと
生まれて出てくるような感じですね。

ですからこの一文だと、

your heart から the breathings が出てきた

そんな感じの訳になります。


で、出てきた the breathings は生命とか
呼吸などのイメージを持つ単語。

それ自体はそんなに難しくないですが、
複数を表す「s」がついているのは
ここでのポイントかもしれませんね。

1つじゃないんだ、的な。


で、その複数の breathing に
「その」を表す the がついてるのも
ポイントかなと。

この「その」ってのは軽い意味じゃなく、
「それなんだよそれ!」
みたいな強い限定の意味が働きます。

複数なのに、限定されている。

まさに your heart から出てきた
「それ以外の何者でもないそれら」
って感じになるでしょうか。

そういった力強さを感じていただければ、
そしてその力強い「breathings」を
文章にいっぱい散りばめるイメージで
読んでいただければ良いかと思います。


まあこの「breathings」は木坂用語で言えば

「キーワード」

と言い換えてもいいかもしれませんけどね。


あなたの心、もっと正確に言えばMSPから
出てきたキーワードで文章を満たしなさい。



そう読んでいくと、まさに木坂語録というか
木坂さんが選びそうな英文であることが
なんとなくわかるのではないでしょうか。


・・・そんな感じで単語と対話したところで
山川さんの内容に戻ります。


1点に絞ってくれたとのことです。


「word is born」です。


word is bornを調べてみると
word is bondが元の言葉(これもスラング)で
word is bornとも言うというニュアンスで書かれています。

word is bornには木坂さんの説明のような意味があるのかもしれませんが
word is bornの詳しい情報は辿れなかったので

原型である
word is bornの意味をたどったほうがword is bornよりわかりやすい気がします。

word is bondは
「疑う余地もない事実」という意味のスラングですが
黒人が主に使う意味は単純に「すげー」とか「かっけー」と言っているだけ、だそうですが

word is bondの原型は「MY word is bond」。

意味は私の言葉が私の証文です。/武士に二言はない(By アルク)

ロンドンの「シティ」という、世界の金融のセンターにおける理念に
「MY word is bond」があるそうです。

契約書などはいちいち交わさずとも、一度言葉にしたらその約束は必ず守るという
世界の金融街を支えてきた最も大事な規範だそうです。


また、
wordという単語には賛成するという意味があり

I agreeと同じ使い方をしていてよくコメント欄に書き込まれているようです。

まとめるとWordという英単語には文字とか言葉という意味の他に
約束、賛成という意味があります。

それを踏まえてこのインスパレーションの内容を振り返ると

文字としてWordを使って文章を書くことは
自分の主張したいことを文章にしているだけで
ただたんに自己主張を押し付けているだけですが

本来文章とは読者と「約束」する行為、ということになります。

アルケミー3回目の内容を踏まえれば
この文章を読めばあなたの孤独がほんのすこしだけ和らぐことを「約束」する
主張でなければならない。

文章を書くときにあなたの文章は読者に「約束」できますか?
と問いただすことが「格闘」なのではないかと



うーむ、大したものですね。


何がすごいって大元に当たる姿勢が。


結局こういった情報に当たるときには
その大元に当たるのが1番です。

木坂さんもセミナーなどでよく
「ラテン語ではこういう意味です」
ということを言いますが、

哲学者とか作家などの言葉の専門家は、
こういった元の意味とかを理解した上で
語っていることが多いです。

ですから、その大元に当たることは
めんどくさいですけど、対話法としては
かなり有効であることは間違いないんですよね。


というかそこまでできなければ
バカにされてしまう階級の人たち
なのかもしれませんけどね。

そしてその当たり前加減が私たちには
難易度が高すぎてほとんど読めなく
なってしまう原因でもあるんですが。

日常語使ってよ、と思ってしまうけど、
少しずつ言葉に煩くなってる気もする
今日この頃。


で、「word is bond」ですが

英語が苦手な私にはソースに当たれない
(というのは言い訳で実際は当たりたくない)
のでどこまでそうなのかは確認できませんが、

「賛成」とか「約束」などのイメージを
文章に盛り込んでいるとしたら
より深く読み込んでいくことができそうですよね。


賛成が生まれた。

あるいは、

約束が生まれた。


どう解釈するかはかなり人によりそうですが、
こと文章に限って言うのならば、


>文字としてWordを使って文章を書くことは
>自分の主張したいことを文章にしているだけで
>ただたんに自己主張を押し付けているだけですが
>
>本来文章とは読者と「約束」する行為、ということになります。



まさにこの言葉の通りになるのでしょう。


「約束」という言葉が難しければ
「責任」でもいいと思います。


薄っぺらい、相手指向のみの文章でも、
読む相手には必ず影響があるものです。


あなたが悪いのではなく、
アイツが悪いんです伝えることで、
囲い込むことは簡単です。

相手を認めることも簡単です。

褒めることも容易いでしょう。


しかしその結果、相手の人生が
変な方向に行ってしまうかもしれない。

場合によっては取り返しのつかない
ことになってしまうかもしれない。

もちろん成功するキッカケになることも
あるかもしれませんが、
光があるところ必ず影があるものです。


情報を発信する人たちはそのことを認識し、
その文章が与える影響を考慮した上で、
相手に「約束」しなければならない。

自分の文章を読んでくれている誰かに
責任を持たなければならない。

・・・のかもしれません。


ここまで考えると文章書けなくなると思うので
(特に書き始めたばかりの人は)
あえて曖昧にしておいてますが。

しかしながらそこまで考えて発信することも
情報発信者の責任なのかもしれませんね。

ましてや木坂さんを始めたとした
影響力のある方たちは言わずもがな。

「何を言うべきか悩む」

と木坂さんは言っていましたが、
これはそういう意味も含むのかも
しれませんね。


もしかしたら、いや、本当にもしかしたら、
私もそうしなきゃいけないのかもしれませんが。


怖ぇ・・・


ただまあ、ここでの格闘って
そういうことではない気がするので
この話はこの辺で。


いずれにせよ大事なことは

「薄っぺらい文章で妥協しないこと」

それに尽きるのだと思います。


それではまた。

ありがとうございました!






P.S.


こんなメールもいただきました。


>新着記事のインスパレーション
>楽しく読ませてもらっています。
>
>「格闘」とは何か?
>という問いは
>大学時代、学部の先生から
>「とにかく課題図書と格闘すること。」
>とひたすら言われましたが、
>残念なことに、「どういうことだろう?」
>と問うこともなく、格闘ということが
>分からないまま、時間が流れていきました。
>
>大学に復学してもっかい
>ちゃんと格闘した文章を書いてみたい。
>そう思った時に、タイムリーな形で
>こういう記事を読めたので非常に嬉しいあまりです。
>
>個人的には自分が書きたいことと、実際に文章にしてみたときのギャップ
>の箇所がひっかりました。
>
>自分も文章を書いていると、書きたいことから
>どんどんどんどん離れていくことばかりで
>見返すと「なんじゃこりゃ!」というものばかり出来上がります。
>
>格闘と対話すると、様々なギャップを
>埋めないといけないということも分かりました。
>
>この格闘って木坂さんが言うように
>相当激しい闘いなんじゃないでしょうか?


そうですね、相当激しいと思います。


私もこの記事の前に
「企画や塾に参加しても続かないのはなぜか?」
という記事を書いていました。

原澤さんの言う
「大金払っても何も変わらない」
この点に対する理由の記事ですね。


ただ、この記事は10回くらい書き直した挙句、
結局ボツになりました。


それはもちろん結論が大したことないとか、
間違ってたとかそういうわけではないです。

口頭で説明しろって言われたらいつでもできますし
企画に参加した後も成功し続けるための
1つの解も提示できます。


ただ、なんとなく気に入らない。


その結果、軽く1週間以上かけた記事が
お蔵入りすることになったわけです。


まあこれはただ単に私の文章力のなさゆえの
話なのかもしれませんが、しかしながら
私にとってはこの出来事はまさに「格闘」、

(この程度の話を「格闘」と表現するのは
おこがましいという感覚が私にはあるので
正直この表現はあまり使いたくないのすが)

少なくともかなりしんどい作業であることは
間違いありませんでした。


自分が納得できない記事は書かない。


そういう自分ルール的な約束を
私は文章にしているのかもしれませぬ。


・・・まあこの程度の文章で何言ってんだ
的なところなんでしょうけども。


そんな感じですかね。

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