幸福の悪用


こんにちは、Kです。

「成功哲学を科学するとの対話⑦」を書いていたら
ふとビジネス的に応用できそうな思いつきがあったので
シェアしちゃいたいと思います。

そういえばちゃんとした記事を1日に
2つ書くのって初めてのような気がします。

だんだん書くの早くなってきたのかな。

これもまた身近な成功体験ですね。


さてさて。


私はその記事内でこういうことを書きました。


「そういえば、「鋼の錬金術師」というマンガで
マスタング大佐の師匠、ホークアイ中尉のお父さんが
ある錬金術の研究を完成させ、

「満足してしまった」

と言うシーンがありましたが、

完成させた当人は達成感なり満足感を感じるどころか
(もちろん完成した瞬間は大いにヒャッフーしたと思いますが)
廃人同然になっていましたよね。


人間は満足した瞬間、ゴールした瞬間、死人も同然になるんです。


これは別にマンガの世界だけの話じゃなくて、
東大受験生の燃え尽き症候群、仕事を辞めた人の痴呆など、
けっこういろんなところで見ることができます。」



人間はプロセスである、というくだりですね。

プロセスである以上、ゴールは死ぬまでありえない。

しかし、私たちは一時的にゴールしてしまうことは割とあって、
そうなると人は廃人になるか、発狂(痴呆もその一部とします)
してしまうことになるんですよ、という話でした。


んで。


ここからがその思いつきなんですが、書いていてふと、

「そういう人って怪しい宗教とかにはまりそうだなー」

って思いついちゃったんですね。


つまり、プロセスが一時期的に止まってしまった人、
人間として死んでしまった人は、プロセスが再び進み
始めることを渇望するのではないか、ということです。

「止まってられないから動きたい」

そんなマグロ的な生き物が人間なんじゃないかと。


そういえば、

「わしゃ止まったら死ぬんじゃ」

って言ったの誰でしたっけ。

実に核心を突いていますね。


まあ要するに何が言いたいかというと、


プロセスが止まった人に何かを目標を与えてやれば、
簡単に人を動かすことができるんじゃないか?



ってことです。


で、怪しい宗教とかはそれがうまい。


もうすぐ人類は滅亡するから自分や周囲を救わなければ、とか。

神を信じることが精神の浄化のうんたらかんたら、とか

引き寄せハピハピとか。


そういうわかりやすい目標を与えてくれる。

だからはまってしまうんじゃないかと思うわけです。

わかりやすい目標が与えられるということは
プロセスが再び動き出すということですからね。

プロセスが止まっている人が
怪しいと思いつつも飛びついてしまうのは
ムリもないのかもしれません。


これ、ビジネスにどう応用できると思いますか?


ちょっと考えてみてください。


例えばですけど、






















































どうでしょう?(笑)


読む、というプロセスを止めてみました。


これもプロセスを止めた一例です。

すげー違和感を感じたと思います。

あれ?ってスクロールしちゃいませんでしたか?

まあこれはわざとらしすぎて
嫌な感じがしたかもしれませんが、
「感情が動いた」という意味では思惑通りです。

もっとうまく使えば「読ませる」こともできそうですよね。



あるいは、ブログビジネスとかのコンサルをしているなら、
クライアントにある程度収益が出るようになって落ち着いた
(プロセスが止まった)ときに

「じゃあ次はメルマガで発信していく方に持っていきましょう!」

とか誘導すれば簡単に他の商品を買わせられる
ってことになりそうですよね。

メルマガスタンドとかメルマガ商材とか。

某てぃあ氏の過去のメルマガはそんな感じでしたね。

自己アフィリ⇒トレンド⇒メルマガ⇒コンサル

みたいな。



講座型メールマガジンもそうですね。

原澤さんがNBPってプログラムをやってますけど、
次のメールが送られて来ないと次に進めないから
いつまでも待つことになってしまう。

で、来たら喜んでメールを開いてしまう的な。

まあこれに関しては一通一通プロセスが止まることに
耐えきれずに離脱してしまう人も多いと思いますから、

そういう意味では一長一短な部分もありますが、
濃いコミュニティが作れることは確かだと思います。

リーダーが動かないとプロセスが進まないわけですから。



悩み相談からビジネスに誘導、とかにもいけそうですね。

ある悩みが解決しました。

プロセスが止まりました。

「じゃあ次はお金あった方が良くないですか?」

みたいに言っちゃえば悩みが解決したのに
コンサルし続けることができるかもしれません。



あ、ちなみにですが、私はそういうのを
批判しているわけではないですからね。

私某てぃあさんからも原澤さんからも
いろいろ学んだことありますから。

そういう意味では尊敬する人たちです。

実際に会ったこともありますしね。


まあそれはともかく。


これをさらに突き詰めていくと・・・


意図的にプロセスを止めることができれば
相手を自分の思い通りにコントロールできるのでは?



みたいな話にもなりますね。


テロリストの教育とかは割とそんな感じです。

1つの目標のみを徹底的に叩き込む。

その際に既存の価値観や常識などを全部ぶち壊しておけば、
その人のプロセスは一時的に停止(混乱)しますからね。

そこに過激思想を叩き込めば過激派のできあがりです。


あ、マスコミもこれに近いですね。

映像って見てると思考止まるらしいですから。

そこにさりげなくメッセージを差し込んでおけば、
さらにそこに権威者っぽい人を組み込んでおけば、
簡単に思想をコントロールできそうですね。

YOUTUBEとかをうまく活用すれば
似たこともできなくはないかもしれませんね。



ここまで来ると悪どいなあ。

お主も悪よのう。

お代官様こそ。

ふぁーっはっはっ!


・・・おっと誰か来たようだ。


まあでも、人間はプロセスであるとするなら、
プロセスが止まることに耐えられないと仮定するなら、
上記のように応用することもできそうですね。

あんまりやると印象がよろしくなさそうなんで
この辺でやめておきますが、
あなたも自分なりに仮説を立てて検証してみてください。

さりげなーく使うといいかもしれませんね?(ゲス顔)


もちろん、成功哲学にも次の段落に、

「2. 正しい思い」

ってのがありますから、悪用してたらダメなわけですが笑


教育と洗脳の違いだけははき違えないよう。


くれぐれも、よろしくお願いしますね?(ゲス顔)


なんにせよ、今回は木坂さんが何気なく書いていることから
そういうビジネス的な発見や応用もできるんですよーってことで
一例として書かせていただきました。

他にもいっぱいあるんで、
そういう視点で探してみても
いろいろ勉強になって良いかと思います。

何度も言いますけど、

対話は自分に生かせてナンボ

ですからね!


それでは、今日はこの辺で。

ありがとうございました!






P.S.

「人生の節目には良い師匠の存在がある」

ってのはこの辺に関係してくるのかもしれません。

人生の節目ってのは、プロセスが止まりがちです。

中学・高校の卒業、受験。

結婚、退職、両親の死。

そんなとき、自分に適切な目標を与えてくれる、
新しい道を示してくれる、そんな存在がどれだけ貴重な
ものであるかは今更語る必要はありませんよね。

そんな人がもし新興宗教の勧誘の人だったら。

うーむ、そうじゃなくて良かったなあ。

まあ両親はまだ生きているわけですけども。



P.P.S.

木坂さんも割とプロセスを止めること言うので、
(就職とか今の時代に関するメルマガとかは特に)
その辺注意して読んでみるとおもしろいかもです。

たぶん意図してやっているので、
木坂さんがそっち方面じゃなくて良かったなあ
と今は思いますが。

まあ30万のセミナーがはたしてどうなのかってのは、
各方面から賛否ありそうですけどね。

価値は主観的なものってことでここは1つ。

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