対話的読書法② 〜「軸」という考え方〜


こんにちは、Kです。


最近木坂本を鬼のように読んでいます。


やはり普通に読もうと思ったら
読む気にすらならない木坂本ですが、

「読まざるを得ない状況」

に自分で自分を追い込むと
むしろ喜んで読んでしまう不思議。


勉強は環境が大事。

やる気を出すには宣言すると効果的。

背水の陣。


よく言われていることですが、
実際にやってみないとその効果は
実感できないものですね。

あんなにやれなかったものが、
どんどんできてしまう。

今ではやる方法よりもやらずに済む方法を
真剣に考えるようになってしまいました。



「知識と知恵は違う」



ってことが改めて実感できた出来事でした。


※最近読んでいる本はメンバーページ
載せていますので良かったら
見てみてくださいませ。


さて、今日は本の読み方についての記事です。


読書の仕方については前回
「対話的読書法〜本の生殺与奪権〜」
という記事を書いたのですが、
今回はそれをさらに進めてみようと思います。


というか私が成長した(たぶん)ので
もう少し語れるようになった、
ってだけですけどね笑

もちろん読書だけでなくセミナーや
レポートを読む際にも使えると思いますので、
よければ有効活用してください。


それではまいりましょう。



【生殺与奪権の行使法】


私は先の記事で、

「本はフィルターをガッチガチにして読め」

ということを言いました。


これは復習になりますが、
本はそもそもかなり明確な目的を持って
読まないと意味を為しません。


どういう意味で意味を為さないかと言えば、


まったくの無駄


という意味で意味がない。


ほとんどの人が本を読んでも
自分に生かすことができないのは
そこに目的(仮説)がないからで、

(目的が漠然かつ抽象的すぎて
ないのと変わらない状態になっている、
という場合もあります)

目的がないから、何も引っかかることなく
抜けていってしまうんです。


木坂さんはよく

・仮説が立たない本はまだ読むべき本ではない

ということを言いますが、それはまさにこういうこと。


すべて仮説あってこその話なんですね。



で、これに関して最近思うことがあって。


結局のところ、読書ってのは
「ジャングルを探検するようなもの」
だと最近思うようになりました。


どういうことかっていうと、
ジャングルには本当にいろんなものが
ありますよね。

珍しい植物に、貴重な生態系。

危険もあれば人を生かす術もある。

毒もあれば薬もあるし、
まだ発見されていない世紀の発見も
数多くあると言われています。


でも。


探そうとしなきゃ意味がない。


ですよね。


どれだけ足下に世紀の発見(例えば植物)が
あったとしても、その植物を探してなかったら
それはただの雑草と変わりません。

世紀の植物を見つけたいなら、

「その植物を見つけるという目的」

を持ってさまざまな植物を
吟味しなければなりませんし、
それが世紀の発見か判断するには、

他のさまざまな植物の情報(知識)と、

「こういう植物があるに違いない」

という仮説が必要になります。


ジャングルを目的もなく
ふらふらと歩いているようでは、
決して何かを得ることはできません。


当たり前ですよね。


そしてその当たり前のことが
本にも同じように当てはまるなと
そう思うようになったんです。


本には本当にさまざまな情報が
点在しています。

それは値千金となり得るものから、
毒となって自身を蝕んでくるものまで
本当にさまざまです。

本を読んでバカになるなんてのは、
毒に蝕まれた典型パターン。


読書ってのは、そんなジャングルのように
点在している様々な情報の中から

「自分にとって価値ある何か」

を探し当てるようなものだと考えます。


そして、その「価値ある何か」を
見つけ出す(正確には価値を与える)ために
必要なのが仮説なのだ、ということです。


ただ漫然とジャングルを歩くような
本の読み方で何かが得られるわけもない。


だからこそ、自分に生かせる「問い」を探せ。

仮説を立てろ。

その仮説(目的)の検証のために本を読め。


これが読書難民、読んでも何も得られない、
そんな状態から抜け出す秘訣だと、
もう少し詳しく(?)説明できるようになったと。


まあそういうわけです。



んで。


実はこっからが本題。


今までの話は前言ったことですから。


手を替え品を替えただけです。


今回話したいのは
「本の学びの質を高める方法」
というものでございます。


というのも、最近私はメンバーの皆さんと
読書会なるものをしているんですが、
どうやら私の読書の質は良いらしい。

最近は『完全なる人間』というマズローの
超メンドクサイ本を読んだのですが、
私はその一節(というか一単語)から

「人間のステージを6つに分類する」

という仮説を立てました。


完全な思いつきでしたが、
読書会のメンバーにはかなり好評で、
しばらくそれで議論が捗りました。

まだまだ検証は必要ですが、
少なくともこれによって

「ステージを上げろ」

っていうかなり抽象的な説明を
具体的に説明することができるように
なりましたし、

木坂さんが毎回ステージ関係で
言ってることが変わってくる理由も
わかりました。


(ある時はエネルギーレベルだったり
ある時は抽象度の移動だったりしますよね)


そして今自分がステージを上げるために
何をすればいいのかもかなり明確に

(しかもスピとかエネルギー方面の話を
一切使うことなく)

説明することができるようになりました。


これは本の中の一節、というか
「まったく関係ない一単語」
から導きだした仮説です。

どこからそんな仮説出たの?
って個人的に思うくらい関係ない
ところから来ています。

でも、それによってメンバーの方に
「なるほど」と思ってもらえるくらいの
仮説は立てることができたんですよね。


で、これが実は他の方の視点で見ると
かなり特殊っていうか、
すごく見えるらしいんですよ。


その発想はなかった的な。

そこが繋がるのか、みたいな。

どうやらそうらしい。


なので、同じ本を読んでいるのに
なんでそうなるのかなーって
いろいろ考えていたら、

1つの答えが見つかった、
ということで今回の記事に至る
わけでございます。


・・・前置きがなげえ。


はい。


じゃあその違いって何なのか、
ってことなんですけど、
実はこれすっごく簡単で、

「私が木坂に特化しているから」

なんです。


言うまでもないことだと思いますが、
私は少なくともこんなブログを書き、
それなりに人を集めることができるくらいには
木坂さんの言うことに精通しています。

もちろん私の理解なんてのは
本物の木坂クラスタ(?)からすれば
児戯に等しいものですが、

しかしながらこうやって木坂さんの
言っていることを翻訳する力なら
そう簡単には負けないのではないかと思います。

(違ったら恥ずかしい)


それくらい「木坂」という軸が強固かつ深いんです。


つまり、T字人間。


I軸が「木坂」です。


・・・もうわかりますよね?



私はその「木坂軸」から読書をしている。



ここが読書のポイントなんです。


つまり、この本で語られていることは
木坂さんの発言のどこに当たるだろう、
どう言い換えることができるだろう。

そういう視点が意識無意識問わず
私の読書には入っています。

要は私、木坂フィルターがほっといても
ガッチガチなんですよ。


だから少しでも通じるものがあった瞬間、

「あ、これはこういうことかも」

ってすぐ思います。


だから、その通じるものから
さらに木坂セミナーに関しての
理解を深めることができる。


例えばステージの話をしていましたが、
私が6つの段階説を思いついたのは

「欲求は階層になっている」

という記述からでした。


階層 = 段階 = 成長段階 = ステージ

さてはステージも階層的なんじゃないか?

でもステージって1つの階層だけじゃないのよな。

さては人間セミナーのこれ使えるんじゃ・・・!?

あ、ステージ6個に分けれたわ。


もうすっげー飛躍がありますが、
まさにこういう感じです。


いちいち木坂セミナーに置き換えるという
連想ゲーム的なことをしていたら
(懐かしき)帰納的飛躍が起こった。

そしてこの帰納的飛躍がなぜ起こったか、
読書からとんでもない学びができた理由は、
私が「木坂T字人間」だったからで、

その木坂軸から読書をしようとしていたから、
と説明することができるんです。


つまり何が言いたいか。


「本の内容を自分の得意な分野にいちいち置き換えてみろ」


ということです。



これは最近新田さんが紹介した
「小田さん」なる人も
かなりわかりやすくやっています。

彼は日本神話とか北欧神話を
ビジネスとか人間関係、
エネルギーの話に置き換えてますよね。


「新田さん(木坂さん)が言っていることは
 神話で言うとこうなっています」


こういうことをずっと話していました。


やっていることは、同じ。


自分の得意な分野に置き換えて、つまり、

「自分の土俵に持ち込んで」

物事を語っているんです。


たぶん小田さんは初めから
そういったエネルギー分野に
精通していたわけではないと思います。

たぶんエネルギー関連の話は
新田さんから聞いたんだと思う。


でも、そんな難しい話を誰よりも
高いレベルで既に語れているのは、

彼が神話なりビジネスにおいて
T字人間であり、ただ

「ああ、この話は神話で言ったら
こう置き換えられそうだな」

と思ったからだと私は思います。


たぶん、新田さんがやっている
物理学関係の話も同じ。

木坂さんが言っていることを
物理学方面から語っている。

そして、物理学で言えることを
木坂学に戻して発展させているんです。

そうやって、自分の軸を基準に
自由に移動しているわけです。


そしてそれがコンテンツになる。


・・・これだけで自由にビジネスを作る
ヒントになりそうですね?


まあ何にせよ、ここで言いたいことは、
自分の得意な分野に絡めて物事を理解していけば、
深い理解への第1歩が歩みだせるということです。

たぶんあなたもこのブログを読む
くらいの変な人ですから、
きっと何かには精通していると思います。

それはゲームでもアニメでもいいし、
楽器や絵、恋人関係でもいいです。


そこで話されているセオリーや知識などに
これから読む本やレポートを置き換えてみて
ください。


きっと理解が深まりますし、
何より本とはまったく関係ない
アイデアが山のように出てくる、

という摩訶不思議な体験ができる
のではないかと思います。

んで、その体験による学びを
私に聞かせてください。


それを楽しみにしています。


ではでは、今日はこの辺で。

ありがとうございました!





P.S.


今日のまとめ


1.本は何度も読め
2.問いを1つだけ立てて読め
3.自分の得意な分野にいちいち置き換えろ ←New!



P.P.S.


この記事を書いてる最中に
和佐木坂ラジオ幻の第0回なるものが
配信されたそうですが、

そこで話されていたらしき

「概念翻訳機」

ってものはたぶんこの軸のことです。


聞いた人はここを繋げてみると
より理解が深まるかと。

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