対話的読書法(仮) 〜本の生殺与奪権〜


こんにちは、Kです。

台風ですね。

ええ、台風です。

何やら義援金が送られてくるかも?

という話が出るくらいには
過激かつ強力な台風(だった?)のようですが、
あなたの住んでいる地域は大丈夫でしょうか?

ちなみに私の住んでいるところは
大雨警報が出ているにも関わらず
未だに無雨無風で逆に心配になります。


さてさて、今日は読書について書きたいと思います。

本の読み方ですね。

まじめな記事を書くのは久方ぶり。

既に書き方を忘れてしまっているような気も
しなくはありませんが、そんなことは気にせず、
のんびり対話して参りましょう。


さて、読書です。


いきなりですけど、本って難しいですよね。


難しい・・・ですよね?(恐る恐る)


難しいのです(強引)


まず読めないし、読めても自分に生かせないし、
本から人生を変えるような気づきを得たいと思っても
なかなかうまくはいきません。


ましてや木坂さんが薦めるような本なんて、
何が書いてあるのかすらわからないことが
(少なくとも私には)ほとんどで。

少しでも本を開いて取り組もうものなら
1分で幸せなドリームワールドにご招待。

ヒゲを生やしたおじいさん(哲学者)が
優しく手を振りながら私を導いてくれます。

今行くよおじいさん・・・


Zzz…(−ω−*)


・・・


( ゚д゚)ハッ!


と、なってしまいます。(割と本気で)


かと言って簡単な本とかはどうかというと、
「実は難しい本よりも難しい」ということが
最近わかってしまいまして。

(詳細は成功哲学との対話シリーズを参照)

やっぱ本って難しいんだなーと思うに至っております。


例えるなら、前者は偏屈なガンコオヤジ、

後者は優しい顔して詐欺師

って感じですかね。


だからこそ、そんな人(本?)を相手にして、
どう自分に生かしていけばいいのか、
これをテーマに今回対話してみたいと思うのです。



【明日、本を読むために】


これから話すことは、ちょっとだけ極論でございます。


本をどう人生に生かすのか。


このことに関して、私が今大事にしているのは


「あえてフィルターをガッチガチにして読む」


ということです。


はっきり言ってしまえば、読書においては
多面的な視点なんて要りません。

頭を固くして、視野を狭くして、
たった1つのフィルターでのみ本を読んでいく、
そんな読書の方が何倍も多く学べます。

むしろそうしなきゃ何も頭に残らないし、
自分の人生に生かすこともできない。

ほとんどの人が本を人生に生かせないのは、
フィルターをかけようとしていないか、
ただ何となく本を読もうとしているからです。


・・・と、私は考えております。(あくまでも私はですよ?)


でも、たぶんほかの人もそうだと思います。


読書に関して言えば、多面的なフィルターは
むしろ理解の妨げになります。

ヘタにいろんな視点で読もうとするよりも、
自分なりの視点で読んだ方がよいと思います。


・・・


と、好き勝手主張してきたわけですけど。


これ、なんでだかわかりますか?


ぜひStayGoldを受けた人は考えてみてください。


・・・


OK?


では答え(もちろん正解という意味ではない)です。


それはですね、


結局私たちはフィルターから自由になれないから


です。


確かに、多面的なフィルターを持つことは大事だと思うし、
そこに異論を挟む余地は正直ありません。

しかしながら、多面的なフィルターを持つと言うことは、
決してフィルターから自由になり、フィルターを通さずに
物事を見ることを指すわけではないですよね。

ただ単純に視点が増えるだけ、です。

増量なんです。


ですから、多面的なフィルターを持ったところで
見方が劇的に変わるわけじゃなく、

「こうかな?」

「こっちで見たらこうかな?」

「いやしかしこう考えるとこうなるな・・・」

ってやってるだけなんですよね。


しかもそれは同時進行でやっているわけでもなく、
ただ右に行って左に行って前に行って後ろに行って、
という移動を繰り返しているだけ。

決して多面的なフィルターを持つことで
何かが変わるというわけではなく、
その場における判断材料が増えるだけなんです。

ですから当然ながら、コミュニケーションとか
ビジネスの場などの「瞬発的な決断」が求められる場では
こうした視点は必須のものとなります。

相手に合わせて何かを言うとしたら、
複数の視点から判断できた方が良いに決まってます。

ええ。

そこは否定する余地はないです。


ただね。


「何度でものんびりでも読める本でそれをする必要あんの?」


って私は思うんですね。


1つのフィルターで最後まで読んじゃって、
次に別のフィルターで読めば良いじゃない。

それを何度も何度も繰り返していって、
最後にくっつけちゃったらいいじゃない、と。

少なくとも私はそう思うんです。


ほかの人はどうか知りませんが、
少なくとも私の頭はパソコンで言うところの
シングルコアです。

ただでさえ難解な本に対して
多面的なフィルターと多面的な解釈を同時に
平行してやれるほど出来は良くない。

せいぜい1つが限界。

同時並行でやろうと思ったらフリーズします。

ページはめくれますが頭は働きません。

だって本難しいんだもの。


パソコンでいうあっちで動画作ってこっちで音楽流して、
そっちではYouTube見て、みたいなことができる頭なら
いいですけど、少なくとも私の頭では不可能なので。


だからこそ、1つに絞るんです。


それ以外の視点からは読みません。


引っかからない部分は全部無視します。


ただ、その代わり、何度も読むんです。


フィルター取っ替えながら。


それが私の読書法なんですね。


(と、えらそうに言ってますけど、そういうやり方が
 確立できたのはここ1週間くらいの話なんですが)


これを別の言葉で言うと、木坂セミナー参加者にはおなじみの


「問いを立てて読む」


という言葉になります。


嫌われる勇気を読んでいる人はわかると思いますが、
問いを立てて読むと、ある特定の部分だけが
妙に目に留まるようになってくると思います。

それはなんでかって言うと、問いを立てることで
あなたにガチガチのフィルターがかかり、
それに合致するものしか引っかからなくなるからです。


ここでとあるセミナーのスライドを引用しますが、

問いと答えの論理学
・「答え」はいくら探しても存在しない
・「答え」は「問い」の後ろについてくる
・「答えを探す力ではなく問いを探す力」
・問い→仮説→実践→問い→仮説・・・
・ほぼすべての人は適切な問いが立てられない


つまるとこ、「問い」というフィルターをかけることで、
「答え」に関係するところだけをピックアップして
読み取っていくことができるようになるんです


もっとわかりやすく言えば、

「自分に必要なところだけを拾えるようになる」

ということです。


逆に言えば、

「フィルターをかけなければ答えは見つからない」

ということでもあります。


ほとんどの人が本を読んでも何の学びもないのは、
そこに問いやフィルターがないからです。

ただ役に立ちそうだから、薦められたから、
という理由だけで本を開くからです。

そこに「答え」はありませんよね?

現状を打破するヒントなんか得られるわけがないんです。


だからこそ、まずは問いを立てる必要があります。


そしてその問いはできる限り具体的な方が良いです。

具体的であれば具体的な答えが返ってくるからです。

「自由とは何か?」みたいな漠然とした問いを
持ってきたところで、そこには漠然とした答えしか
返ってこないんですね。


ですから、特に薦められた本などの
「問いが立たない本」に対しては、まず、


問いを探すために読む


ということを実践してほしいと思います。


具体的なやり方としては、
絶対に読まなければならない本じゃなければ、
10分くらいパラパラとめくる程度でOKです。

それで問いが立つようなら
その問いを元に精読してください。

反対にその10分で問いが立たないようなら、
あなたはその本を読む必要はありません。

厳しい言い方をすれば
「まだあなたはその本を読むステージにいない」
ということだからです。


私の家にはそういう本が200冊くらいあります笑


まあそんな私のステージ低い自慢はともかく、
私はそうやって読むべき本とまだ読むべきでない本を
判別しています。

問いが立つ本は読むべき本。

立たない本はお蔵入り。

立つようになるまでさようなら。

その結果の200冊です。


でも売ったりしないのは、いずれ問いが立つようになれば
その本は私の「善意の協力者」になってくれる可能性を
秘めているからです。

コイツを協力者にしたくないなって人は売っちゃいますけど、
そうではない人はよっぽどでない限り持っておきます。

多すぎて怒られますけど笑


いずれにせよ、


・問いが立たない本は、問いを探すために読む。

・問いが立ったら1点に絞って読む。

・読み終わったら別の問いを立てて読む



これが私の読書法なんだということです。


ま、自己流にもほどがあるんで、
参考になりそうなら参考にしてください。

どうせ本を読むなら楽しく読みたいし、
「なんかわかったような気がする」
じゃなくて人生に生かしたいですからね。

うまいこと弁証法を起こして
自分なりの読書法を作ってくださいませ。


本を生かすも殺すもあなた次第ですよ。

と無理やりタイトルと絡めたところでこの辺で。

ありがとうございました!






P.S.


あ、そうそう。

1つのフィルターに絞って読むと、
読めば読むほど問い溢れ出して止まらない、
みたいな状態になることが割とよくあります。

そういう場合は紙かなんかに思いついた問いを
メモしておくと良いと思います。

紙に落とすとだいぶ落ち着くので、
すっからかんになるまでブレインダンプ。

で、落ち着いたら読書を再開するなり、
どうしてもその問いが気になるなら問いを
チェンジしてまた読みます。

そういったことの繰り返しですね。


ちなみにその問いが止まらない状態になると
個人的にはテンションがめっちゃ上がります。

知的興奮って言うんですかね、アレ。

1人ニヤニヤするのはここだけの話です。



P.P.S.


オススメの本募集中でございまする。

メンバー推薦図書

とかメンバーサイトに作ってみようかな、とか思ったり思わなかったり・・・




P.P.P.S


この記事の続編を書きました。


対話的読書法2

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