木坂離れと敵の作り方


こんにちは、Kです。

最近木坂界隈で木坂離れ的な
動きが出てきてますね。

原澤さん然り、maruさん然り、
足立さんというマーケッター(?)
の記事に影響された人たち然り。

まあ離れたい人は好きにしたらと思いますが、
しかしこの流れはどーも良くないなあとも思うので
少しばかり記事を書いております。


とは言っても、最終的に言いたいことは1つですけどね。



自分で判断しろ。



そんだけです。


これはもう何度も言っていることですが、
自分にとって必要なら使えばいいし、
必要ないならやめとけばいいんです。

そもそも論として、こういう

「何とか離れ」

を主張する人は、

「敵を作ることで自分や他の何かの
ブランディングをしようとしている」


ことがほとんどなので、そういうのに
いちいち影響されるのもバカらしいのかな、と。


結局、何にしてみても使いようです。

人によって「Me」は違うんですから、
何が必要で何が必要ないかなんてのは
他人に決められるものではない。

そう思うからこそ、
安易に敵作りのテクニックに左右されずに
自分で判断するのが大事だと私は思います。


・・・


さて、ここでクエスチョンです。


「この記事は何を敵にしているでしょう?」


こういうのを常に考えてほしいってことですね。


で、そういう敵やら意図やらを理解した上で、
「自分で判断すること」が必要と思うなら
意識してみてほしいということです。


ちなみにですが、この記事は

「敵作りを敵にする」

という矛盾の塊のようなことをしています笑


はい。


そんな感じで自らの手法を話してみたところで、
今回は珍しくテクニックの話をしたいと思います。


今日のテーマは

「敵の作り方について」

です。


まあ私レベル(低い意味で言ってます)なんかが
こういうテクニックの手法を言い出す時点で
恐らく飽和寸前のテクニックではありますが、

まだまだ、というか、考え方自体は
たぶん長期的に使えると思いますので、

もしコミュニティを運営を考えている方で
敵を作ってブランディングしたいという方はぜひ、
「少しアレンジして」使ってみてください。


さてさて。


敵作り、ですね。


まあ基本的な話はStayGoldの内容なので
ばっさりと割愛してお話ししますが、

コミュニティを強固に引っ張っていくには
「敵」という存在を作ることが非常に効果的
かつ手っ取り早いです。

特に短期的に商品を売りたい場合や
とりあえずコミュニティを作りたい場合には
まずこれをするのがいいでしょうね。


簡単かつ強力です。


しかしながら、もう多くの人は気づいていると
思いますが、敵作りはやりすぎると
コミュニティそのものが内部崩壊します。

それはもう歴史が証明していますよね。

多方面作戦は御法度です。

負けるとかじゃなく、内から壊れます。

敵によるインパクトも薄れてしまいます。


木坂さんよりすげー人がいる、
ってのも最初はかなり感情を揺らされますが、
やはり次第に慣れてきますよね。

それと同じで、

「ああまたか」

ってなっちゃっては意味がありませんから。


それに

「この人こればっかじゃん」

ってなったらもう続きません。


そういう意味でかなりの諸刃の剣なので、
何度も使う場合には工夫が要りますが、

1回や2回くらいなら
考えなしにてきとーに使っても
問題ないくらいの威力はあります。

それ以降は各自で手を替え品を替えが
必要になってくるのでご注意を。


それはともかく。


じゃあどうやって敵を作り、コミュニティ化するのか。


ここを解説したいと思います。


ここをわかってない人が多いみたいですが、
私の見る限り、敵として効果的に扱える対象には
大別して3種類のパターンがあるようです。


1.邪魔者
2.理想とは真逆の人
3.すごい人



この3つです。


StayGoldで話されていたのは1ですね。


理想世界に向かう際に本当に邪魔をしているもの。


例えば、

・本当は安く手に入るものの価格を釣り上げている企業や人
・情報を独占して利益を上げている存在
・私たちをバカにしようとするマスコミ

こういうものが例として挙げられるかなと思います。


簡単に言えば

「こいつのせいで俺たちは・・・!」

ってなっちゃうものですね。

ストーリーテリングの手法的に言えば
門番や困難がそれに当たります。

それのせいで理想世界に行けなくなっている
原因を敵にしていきます。


んで、そんな敵が見つかったら、
それを回避できる裏技や魔法をちらつかせれば、
あっという間にコミュニティ化です。

私たちは情報を正しく判断できるような
インテリジェンス能力を身につけしょうとか、
クソネット起業家撲滅運動とか。

時代の見方教えますとか。

まあそういう系。


ここでちょっとあくどいことを言えば、
実際にその困難を回避できるかどうかは
あまり問題ではなくて、

困難を実感(「そうそう!」と思わせる)させ、
回避できそうな方向性を示すことが
コミュニティ化の鍵になると私は考えています。

本当に回避できる“可能性”があることは当然ですが、
しかし先に風呂敷を広げることが案外大事だってのも
この手法のポイントであるということです。


これが1の邪魔者パターンです。


んで、2の理想とは真逆の人ですが、

これは簡単に言えば

「こんなふうにはなりたくないですよね」

というのを見せるパターンです。


それこそネオヒ○ズ族であったり、
貧乏人であったり、
搾取される人々であったり。

理想とはかけ離れた存在を敵にすることで
そうならないために、という名目で
コミュニティに加入させることができます。


ちなみに、このままだとこうなっちゃいますよ、
みたいなのはテレビとかがさりげなくやってるので
その辺も参考にしてもいいと思います。

手を替え品を替えの例としてもけっこう秀逸です。

ほんと、基本的にテレビって
(特に討論番組や医療やダイエット系)
こればっかりやってますからね。

それをいかに飽きさせず気づかせず、
いかに真新しく見せ、かつ信じさせるかが
テレビの腕の見せ所ですね。

良ければ参考にしてみてください。


これが2の理想とは真逆パターンです。


で、最後。

3.すごい人

ですね。


これは原澤さんや足立さんがやっていますね。

特に木坂関連は最近こればっかり見ます。

なので木坂関連では使えないでしょうけど、
他業界ではまだまだ効果的ではないかと思います。


これのやり方はシンプルです。


「さらにすごい人(モノ)を見つけてしまいました」


と言うだけ。


みんなこの人すごいって言ってるけど、
実はあの人に比べれば児戯みたいなもので、
全然大したことないんですよ、みたいな。

今まで本物だと思っていましたが、
実はその人に貢いでいただけだったことに
気づいたんです・・・みたいな。


これは自分のブランディングとしてやるより、
自分以外の何かを紹介する場合に
より効果を発揮する方法ですが、

そこから「ズラし」ていって、自分の
ブランディングにつなげることも可能です。


そこは工夫次第。


ちなみに、この方法のポイントは3つあります。


1.すごい人はすごければすごいほど良い
2.すごい人を褒めつつ欠点や足りないところを挙げる
3.具体的に見せかけつつ抽象的な話をする



この3つです。


特に3は大事ですね。


簡単に言うと、抽象度をコントロールすることで
本来は違う土俵であるものを
こっちで勝手に比べちゃうってことです。


水泳選手と相撲取り比べて

「こっちの方がすげえ!」

みたいな感じ。


こうやって見るとバカみたいな気がしますが、
抽象度をコントロールすると、案外これに
気づけなくなってしまうのが抽象度マジック。


ネットビジネス界は特にそればっかやってます。


ちょっと例を挙げて話してみます。


そもそも論として、木坂さんや新田さんのスゴさも、
ミセスM先生やXさんとやらにしてみても、
それぞれのすごさは本来まったくの別物です。

例えば木坂さんにしてみれば、
売り上げ直結系のアドバイスをくれるタイプの
コンサルタントではありません。

どっちかっていうと方向性を示してくれる
羅針盤のような存在だと私は思っています。

方向性だけ確認したらあとは自分なりに考えて
工夫してやっていくことが求められている。


そういう意味で、そもそも余裕のない人は
木坂さんのアドバイスを受けるべき人ではないし、
使い方自体も間違っています。


街中を歩くときに羅針盤を使うバカはいませんよね。

でも、未知の世界や不安定な場所に行く際には使います。

それと同じで、目的次第でゴミにも必需品にもなります。


木坂さんが羅針盤なら、Xさんは地図なんでしょう。


そう仮定したとき、木坂さんとXさんは
立っている土俵も使われるべき目的も場所も
まったく違うことがわかるはずです。

でも、それを勝手に比較しちゃう。

同じ土俵に並べちゃう。

抽象度上げていかにも同じ土俵で
あるかのように見せちゃう。

片方を間違った使い方をさせといて
「ほら、こっちの方がいいでしょう」
とか言っちゃう。


そうすると、私たちはそれに気づかず

「すげー」とか「確かに・・・」

とか思っちゃうわけですね。


稼いでる金額で判断してしまう人も
これに該当します。

やってること全然違うし長所も違うのに、
1億稼いでるこいつの方がすごいみたいな。

で、みんなみんてぃあさんへGO!みたいな。


で、さらにほかの人が、

「みんてぃあよりもっとすごい人がいて、
この人のことを知ったら誰も
みんてぃあなんかに師事できなくなるぜ」

みたいなことを言い出したりして、
それがエンドレスに続いていたりして。


抽象度をコントロールすると、
こんな手口によるブランディングが可能で、
しかも普通に敵を作るよりも何倍も簡単に、
かつ強固なブランディングができるんです。


まあこれの厄介なところは
うまい人がやると本当にわかりにくい、
ってことです。

ミセスM先生の人間セミナー音声とか
本当に秀逸だったと思います。

今のところ現物は届いてないみたいですが、
「人間6タイプ分類の元ネタを知っています」
というコピーは多くの人の心をつかんだみたいですから。


ま、本当にそれ以上にすごいなら
それでもいいんですけど、
ここでのポイントは

「どこがどうすごいのか」

ってのは実はレターではほぼ何も語られていなくて、

「この人マジですげー」
「これ話しちゃったらヤバいことになる」
「世界のルールにのっとれば云々」

というかなり抽象的な部分で内容が
止まっている、ということ。


>「ある事を木坂健宣が翻訳した後の形としてああなっただけ」


この一文なんて、冷静に見たら笑っちゃいますよね。


なんもわかんないわけです。


ただ、何かすごそうな話をしてるってことだけがわかる。


でも、そのすごそうってのは限りなく抽象的で、
何がすごいのかは何も明かされてないという。


・・・まあ本当にすごいのかとかその辺の判断は
私にはできないので実際の参加者に委ねるとして、
結局何が言いたいのかと言うと、


すごい人を利用したブランディングには気をつけて


ってことです。


ちょっと邪悪なので笑


使う場合はともかくとして
やり方を知っていればそういう情報の出し方をする人を
見た際にかなり冷静に見れますので、

自己防衛と言いますか、
自分にとって必要なものを判断する際には
必須かなとも思うのでお話しさせてもらいました。


まあ判断基準としてはこれだけ知っとけばいいんですが、
もし使おうと思う場合は2の

「すごい人を褒めつつ欠点や足りないところを挙げる」

も必須のポイントなので少しだけお話しします。


というのも、この方法は先の2つとは
大きく違う部分がありますよね。


何が違うのかって言うと、

「方向」

です。


先の2つは敵として明確に対立しています。

方向としては真逆です。

しかしながら、こっちの方法は
向かっている方向は基本同じです。

でも、ちょっと劣っているところや、
手の届かないかゆい部分を指摘することで
「敵」として扱っているわけです。

そういう意味で、明確に違う。

ですからただ否定するのではなく、

・相手のすごいところは認めつつ、
・あなたは正しいという、方向性の正しさを強調しつつ、
・抽象度の高い次元で比較しちゃう。

こういうステップが必要になります。


ちょっと面倒ですがその威力は推して知るべし。

使う場合はもちろん自己責任。

強力な分、何回も使うとコミュニティ崩壊しますので、
ぜひとも熟達してからお使いくださいませ。


3.すごい人、でした。


というわけで、どうでしょう。

使えそうなのありましたか?

まあ実際に使うよりも判断基準として
使ってほしいという意図で話しましたが、
それでも使うのは自由です。


私も割とよく使ってます。

・・・というか、ほとんどのことって
比較しないと説明できないんで
勝手にそうなっちゃうんですけどね。

できる限り事実を多く入れて、
判断の余地を残せるよう注意はしていますが、
それでもやはり、です。


まあその辺の賛否は置いといて、
「読者に敵っぽく感じさせず敵を作る」
そんな文章を書く練習をする価値はあると思います。

ビジネス的にも、判断基準としても。

かくいう私もそれができているかって言うと、
まだまだ修行が必要なんですけどね。


こういうテクニックを説明するのも、
「こういう人に騙されると搾取されますよ」
というある種の敵作りみたいな話です。

たぶんほとんどの人は気づいてると思いますが笑

お粗末で申し訳ない。


それでは、今日はこの辺で。

ありがとうございました!


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