成功哲学との対話⑧ 〜重すぎる一言〜


こんにちは、Kです。

今日は

「成功哲学を科学する」

との対話第8弾をお送りします。


ちなみにすっごくどうでもいいことですが、
私、大好きなマンガのアニメ化が決定したこともあり、
今相当ヒャッフ-しております。

アニメ化が決定する直前まで打ち切りを囁かれていた
珍しいマンガだったので、ようやく解放されたなと。

けっこう学びがあるマンガなので、
もう少し知名度出たらこのマンガでも
対話をしてみたいなーと画策しております笑


さて、今回もじっくり対話していきましょう。

今日は「成功法則に従うために」という段落ですね。

それではいきましょう。



【成功法則に従うために】


さて、今回は一文目からなかなか難儀な内容です。

「では、成功哲学をその本質から理解し、」

とありますけど、「本質」ってなんでしょうね?


・・・もう気づいていると思いますが、
いきなり今までの内容を全部思い返さないといけない
内容から始まっています。


けっこう長いレポートなのでいろんな話がありましたね。


・ 木坂さんは普遍的な美を追求していると推測されること
・ 成功には2種類の成功があること
・ 美しい生き方とはその中の教育者的成功であること
・ しかし成功は決して手に入らないもの(プロセス)であること
・ 正しいプロセスはステージを上げ続けることで成されること
・ 誰かの言うことはその人の成功法則でしかないこと
・ 分かち合うには「人間」に造詣が深くなければならないこと


などなど。

こういった今までに対話してきた内容すべてが
この「本質」という一単語に詰まっているわけです。

相当な情報量ですね。


そういえば木坂さんが以前やっていた
Reading基礎講座という通信講座があったんですが、
その第1回目のテーマも

「一単語にどれだけの情報が込められているかを知る」

というものでした。

そのとき出された文章はワードで5行、
文字にして約180字程度の文章だったんですが、
それに対する解説音声が1時間以上ありましたからね。

初めて聞いたときはげんなりしたんですが、
今はその重要性が改めてわかります。


一単語に込められる情報は私たちの思った以上に多い


のです。


それこそ熟年夫婦の「おい」とか、
カップルの「バカ」とかそうですよね。

その背後にいったいどれだけの歴史や
ハートマークが隠されていることでしょう。

そのハートマークを汲み取ることができるかどうかが
2人のコミュニケーションの質を決定するわけで、
それが通じるからこそ2人は特別な関係と言えるわけです。


もう少し例を挙げてみましょうか。


熟年夫婦のあるあるセリフに、

「私と仕事どっちが大事なのよ!」

みたいなのがあります。


まあこれは基本ケンカの種みたいで、
旦那からしたら家族のためにやっているわけですから、
そんなことを言われたらカチンと来るでしょう。

怒って飲みに行って部下なり同僚なりに
愚痴をこぼしたくもなるのはわかります。


でも奥さんは、そんなことを言いたいわけじゃない。

たぶんですけど、

「お仕事大事なのはわかるけど私のことも見てよ!」

と言いたいだけだと思います。

ただ、ストレスや不満を溜め込みすぎていて
激昂してしまっているから、
そんな言い方になってしまっているだけで。


このことは奥さんが普段どんな生活をしているか、
新婚当時と比べて奥さんにかける時間がどう変化したか、
などの背景を汲み取れればたぶんわかる。


恐らくこういう場合は

「男は黙ってサッポロビール」

なわけです。


私を優先しろと言っているわけではなく、
構ってと言っているだけだからです。


・・・だとするなら、黙ってハグが良さそうですよね?


さらに
「ごめん、今度デートでもしようか」
という言葉でも添えればなおよしだと思います。


・・・話が逸れまくってて収拾がつきませんが、
どうやら今の感じだと、

女性のワガママは背景を読み取ることが大事だ

という結論に落ち着きそうな感じです笑。


まあでも、女性のワガママって
そのワガママ自体を叶えてほしい場合は
本当に稀ですから。

「言うこと聞いたのに怒られた。ワケわかんねー」

ってのも居酒屋の定番ネタですからね笑


ま、それはともかく。


言葉には莫大な情報が詰まっています。


そう、これが言いたかった。


んで、今回の「本質」がその良い例なんですね。


まあ今回木坂さんはずいぶん丁寧に語ってくれたので
こうやって復習すればたぶん大丈夫だと思いますが、
普通の本はここまで丁寧ではありません。

その本が書かれた時代背景や、学問的な前提などは、
暗黙の了解として何の説明もなく使われるからです。

それこそセミナーに出たことがある人しかわからない、
「事実」「真実」「真理」のニュアンスの差などが
路傍の石ころレベルで転がっている。

私たちはこういった莫大な情報が詰まった単語を
“何も気にせず”読んでしまうからこそ、
本が読めなくなってしまうわけです。

石ころを踏む度に少しずつ方向がズレていきますからね。

そのことに気づかずそのまま読んでいけば、
著者とのズレは大きくなり続け、
最終的にはディスコミュニケーションが起こります。

「何言ってるかわからん」

と本を閉じることになってしまう。

恋愛だったらケンカになってしまうわけです。


でもこれはまだ良い方で、

・ ディスコミュニケーションに気づかないまま、

・ 全然読めてないのに読めた気になったまま、

・ 決定的な勘違いを抱えたまま

普通の人は本を読み終えてしまうんですね。


だからそれが大惨事パターンになるわけです。


こういう単語ってけっこうあるので、
ぜひ注意して読んでいってください。


そんな感じで先に進みましょう。


次はこう続きますね。


「成功の「法則」に従うためには、そしてまんまと成功していくためには、
 何が必要になるのでしょうか。僕が思うに、それは3つのパートから
 なるような気がします。

 1. 正しい知識・知能
 2. 正しい思い
 3. それらを実現できるだけの実力

 この3つのいずれかが欠けただけで、成功はあっという間にぐらついて
 しまうと言えるでしょう。」



では、ここでの「成功」とはなんでしょうか。


恐らくですが、人間としての成功、教育者としての成功、
そして美しい人間像のことを指していると思います。

しかしこのことは言い換えれば、起業家として
成功するだけなら別にこの3つを満たす必要はない、
ということでもあります。

もう引用しませんが、次の段落はまさにその内容ですね。

交通事故的に稼げることはある。

ということです。


でも、
そういう人はどんどん苦しくなっていきますよ
というのが木坂さんのメッセージでもあるんです。

起業家は苦しい時代になる。

コンテンツの価値は0に近づく時代です。

今はコンテクストの時代である。

そうStayGoldで言っていましたね。

そうではない人はメッキが剥がれますよ、と。


要は、起業家として成功するには
教育者の視点も持っておく必要がある、
そんな時代が今の時代なんだということです。


では、今度はその視点を踏まえた上で、


「1. 正しい知識・知能
 2. 正しい思い
 3. それらを実現できるだけの実力」



この3つをバラしてみましょう。


正しい知識や知能がないとはどういうことでしょうか。


例えばですけど、
「成功にたどり着けると思い込んでいる」
ってのは一例に挙げられそうですね。

成功哲学を正しく読めない人が
とにかく成功したいと頑張ることで
より成功から遠ざかるパターンです。


他にもお金がない人からお金は逃げていくと言いますが、
お金に執着する人ほどお金を手に入れることはできない、
とかの話もできそうです。

株とかFXとかがわかりやすいですね。

勝てる人は損を恐れません。

機械的、かつ合理的に赤字を出すことができます。

そして、そういう人にお金は集まっていきます。


成功も、成功する気のない人のところに集まります。

自分のやるべきことをただ淡々と、
かつ情熱を持ってやれる人のところに
「結果として」表れるものです。

100億稼いだところで終わりではない。

打率3割5分出してもイチローに終わりはないのです。


とまあ正しい知識・知能に関しては
今までに取り上げてきた時代性とか、
MSPの例とか、人間としての成功の話とか、

いろいろ例に挙げて話すことはできるんですが、
まあでもこんなもんでいいですよね?

自分でもいろいろ対話してみてください。

いろんな発見があると思います。


次です。


「正しい思い」


ですね。


「それ以上に、思いがない、というのは致命的です。」


と木坂さんは言っていますが、
私はこれは少し区別して考えるべきだと
思っています。

というのも、木坂さん本人も言っていますが、


「僕は割と原理主義的であり耽美主義的」


だからです。


「思いがなければ、どんなに勉強家でも、どんなに実践経験が豊富でも、
 最終的に「善を為せない」という意味で全く無意味です。」



この言葉にもありますが、要するに木坂さんは全人類、
少なくともこのPDFを読んでいる人には善を成す人、
つまり教育者になってほしいと考えている。

だからこのような言い方になっているだけだと考えます。

何せ、

教育者的成功は起業家的成功の後に来る

のです。

ということは

「この考えは起業家として成功していない人にはまだ早い」

と言うことになりますよね。


確かに教育者意識を持っておくことは大切です。

それはコミュニティという観点からも、
コミュニティという観点からも間違いではない。

今は起業家も教育者であるべき時代です。

ですが、それをいきなり意識しすぎるのは
まさに一世を風靡して消えていった社会企業と
同じだと私は思います。


ですから、
まずは自分が正しいと思うことを起業家として、
「利己的」にやっていけばいいのではないかと。

具体的には、世に打ち出すMSPなりコンセプトなりを
しっかり作り上げることが先ではないかと思います。


要はバランスです。


起業家と教育者のステージって、
グラデーションみたいなものだと思いますから。

はじめは起業家の割合を多めにしておいて
1:9だった割合が9:1へと変化していくイメージで
少しずつ教育者の意識を強めていくのが良いのではないかと。


・・・という感じで恥ずかしい持論を垂れ流して久しいわけですが。


まあ簡単にまとめれば

「自分の為すべきことを為せ」

ってことですね。


3つの要素はそういうことを言いたいのかなと。


あ、実力忘れてました。


まあでもこの辺は木坂さんと同じですね。


正しい思いや知識は持っているけど、
「自分はまだ教育者のステージではない」
と自覚できる人はほっといても自分を磨くだろうし、

正しい思いを持って弁証法を繰り返していれば
自ずと力はつくだろうと思っています。


それこそ、


「ニンジン追い求めて走っててもいいじゃない、その走っていること
 自体が楽しいのだから。人間なら、そこに意味を見いだせるだろう?」



この言葉のまんまです。


ニンジンを追いかける馬は、とりあえず前に進みます。


それと同じで「美」とか「善」とか「成功」とかいう
「にんじん」を追いかける私たちは、
どこまでも前に進むことができる。

しかもたどり着けないことを知っている分、
馬と違って「こりゃ無理そうだウマー」と
途中で諦めることもありません。

追いかけること自体が楽しいんですから、
永遠に前に進み続けることができるわけです。

そうすれば、自ずと実力はつきますよね。


ですから、まずは自分の理想を追いかけてみることです。

千里の道も1歩から。

少なくとも誰かから「成功したね!」と思われる段階は、
千里のうちの一里くらいの場所にあると思いますから。


それでは、まあこんな感じで。

ありがとうございました!





P.S.

あなたの対話、疑問などを募集中です。

些細なことが学びになりますので、
どんどん送ってくださいね。

送り先はこちら。

https://ssl.form-mailer.jp/fms/1e88598a299511

お待ちしています!

Related post