AIと人間の狭間で


こんにちは、Kです。

最近いろいろあって、いろいろ考えています。

まあ何言ってるかわかんないと思いますが笑
少しばかりそのいろいろ考えたことを
書いてみようと思います。

徒然なるままに。

興味があれば、お付き合いください。


あ、でも、詳しい人は
「何当たり前のこと言ってんの」
ってなるかもです。

なっても知りません。

いいのです。

私の最近のテーマなんですから。



【 AI vs 人間 】


最近、AIの進歩が凄まじいです。

身近だと自動運転とかが話題になってますが、
他にも画像認識だとか、簡単な医療診断とか、
チェスとか、将棋、麻雀なども有名ですね。

ぶっちゃけ今の世の中において、
ルールが決まった単純な知的労働おいて
人間が勝てる領域はそう多くはなくなっています。


将棋のプロには勝てないと言っても、

「それ以外の人間にはすべて勝てる」

ということですから。

そんだけすげーってことですね。


で、そんなすげーものが人間の領域に
どんどん踏み込んできている、
ってのが現状です。


ところで、先日和佐木坂ラジオを聞いていたところ
木坂さんがこんなことを言っていました。



「労働力とは市場で取引される商品である」



聞いたことある人います?


ある意味当たり前ですけど、
一般的にはあんまり当たり前ではない
感覚じゃないかなと思います。

まあざっくり言えば、時給800円で働くということは
「あなたの1時間を800円で購入します」
という契約が成り立ったということ。

要は労働も買い手と売り手がいて初めて成り立つ、
ある種の商品なんだ、ということですね。


んで、です。


以上の話を少し私なりに踏み込んでみましょう。



労働とは買い手と売り手がいて初めて成り立つ。

これは逆に言えば

「買い手か売り手のどちらかがいなくなれば成り立たない」

ということです。

当然ですね。


んで、先ほどAIの話をしました。

単純な知的労働なら人間を遥かに凌駕するAI。

これが人間労働力市場に参入してきた。

当然、競合が起こります。

そうなったとき、果たして従来の労働は成り立つのか?


このことってすごく大事な点だと思うんですよね。


例えば、自動運転が実用化されれば
輸送業は年中無休かつ不眠不休となり、
格安かつ迅速になります。

ドローン操縦など、他の複雑な乗り物への
応用も言わずもがな。

アマゾンはとっくの昔にドローンによる
配達を試験しています。


他にも、画像認識ができるということは
ある程度の仕分け作業ができるということですから、
商品の選別や目利きとかも可能になります。

それらが医療分野に応用される日も遠くない
・・・というか徐々にされてきています。


AIは初期コストこそ高いものの、
一度導入してしまえば
コストはほとんどかかりません。

そして、今はその仕組み上
AIを活動させてデータを得れば得るほど
AIの性能は上がっていくようになっています。


ディープラーニングってやつですね。


その速度は、うーん、まあ
マリオブラザーズを初心者状態から1時間半で
全クリするようになる、くらいのレベルです。

まあこの辺って、普通のパソコンでそれですから、
企業レベルのスパコン何台も接続したみたいなやつなら
もっと学習速度が高くなります。


そんなものが労働力として機能するようになってきた。


そうなると、どうなるか。


当然、劣った方は買い手がつかず、排除されます。


その最たる例がAmazonのキバシステムですね。





これによって、昔は何万人規模で雇われていた
ローラーブレードを履いた仕分け係が、
すべてロボットに変わられました。

人間はロボットとの競争に敗れ、
買い手から契約を解除されてしまった、
ということです。


そのように考えていったとき、
今後の労働力市場はとんでもなく過酷に
なってくることがわかります。

人間がAIに勝てる領域はどこなのか、
それを探さなければならなくなってくる。

そうでなければほとんどがAIに
取って替わられることになる。


もちろん抵抗は起こるでしょうが、
企業側の立場に立って合理的に考えれば
普通ならそうなるだろうと思います。

私だってそうします。

人間めんどくさいですからね。


そうなると、人間に残される仕事、
労働は どうなってくるのか。


ま、普通に考えれば


・AIの初期コスト+維持コストより人間にかかるコストの方が安い労働
・期間が短すぎてAIを導入するほどでもない労働
・精緻な動きが要求される労働
・AIのメンテナンス



といった労働になるだろうと思います。


まあ3つ目に関してはデバイスさえ発達すれば
その問題はクリアしてしまいそうです。

2はある種の日雇い労働ですし、
それに適したAIのレンタルとかが出てくると
話も変わってきます。

1は労働力を買い叩かれるわけですから
とんでもない安値になると思います。


まあこんなのは私に思いつく程度ですから
他にももっとあると思いますけど、

ここで私が言いたいことは、
木坂さんが言っている「G型L型」という分け方には、
恐らくこういうニュアンスも含まれている、
ということです。


労働力は商品である。


つまり、L型とは


AIとの競争にさらされる人たち


のことである、ってことです。


これ、考えておく必要がある点だなあと思います。


で、なんでこんなことを考えていたのかっていうと、
これ、次の世代どうなるんだろう、って思うからです。

今生きている、そしてこれから生まれてくる
子どもたちですね。


正直私たちはAIの煽りをそこまで多くは
受けないと思います。

でも、次の世代は正直分からない。

人間と同じように、あるいはそれ以上に学習できるなら、
人間の手足並に精密かつ精緻に動くデバイスさえあれば、
職人芸とされるものにも参入してくる可能性もあります。


伝統工芸みたいな学習データが
集めにくい領域のものは難しいと思いますが、

料理、音楽、芸術、文学の領域には
既にAIが入ってきており、
目覚ましい効果を発揮しています。


そんな世界で、子供たちはどう生きていくのか。


そういう意味で、いろいろ考えています。


どんな世界を生きることになるのか。

そのためにどんなスキルが必要なのか。

どんな教育が必要なのか。


まだまだ結論は出ませんが、難しい問題だよなと。


あ、でも、勘違いしないでほしいのは、
私は決してこれらの話をネガティブな意味で
捉えているわけではありません。

もちろん、ほとんどの人にとっては
絶望的な意味に聞こえるとも思いますけど、
ただ、

人間いつか死にますよ

って言われたときに絶望する人もいれば、

「ああ、そうですよね」

って事実として認識する人もいるのと同じで、
このAIに対して私は後者の立場です。


人間が今まで労働として行ってきたことが
AIによって取って代わられることは
正直避けられないと思います。

ただ、これ新たな展開を生むと思うのです。

事実として、人間は種が滅ぶほどの
淘汰圧がかかる度に
大きく変化してきましたから。


病気が出ては治療法を発見し、

戦争になっては新しい制度と思想を創造し、

何かが枯渇してくれば代替物を生み出してきました。


だから、今までの職はなくなるかもしれないけど、
その分新しいものが出てくるはずです。

それがどんなものかはわかりませんけど、
そう根拠もなく信じています。

だから、案外大丈夫なんじゃないかなと
楽観的に考えてもいるわけです笑。


ただ。


そういう変革には、痛みある犠牲が伴います。


ですから、私が最近思うのは、
「そんな犠牲の当事者になってほしくはないな」
ということなんです。

全員は無理かもしれないけど、
少なくとも私の手の届く範囲で、できる限り、
そういう教育をしていきたいなあ。

なんてね。


まあ長くなってきましたけど、
言いたいことは1つだけです。


お互い頑張ってまいりましょう!


ってことです。

最近忙しすぎてなかなかメールの返信が
できてないですけど、いただいたメールは
大変楽しく拝見しています。

メールのやり取りという意味での双方向が
できないのがなかなか残念なんですけど、
その分記事とかに反映させていくつもりです。


その際には、またメールを送ってやってくださいませ。


そんではまた。

ありがとうございました!

K


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