教育、人の成長について


こんにちは、Kです。

今日は少しばかり教育について語ります。

ええ、少しばかりですけどね。


最近木坂さんのマスタークラス的なところで
ディスカッション企画なるものもありましたので
その辺も含めつつ。


では参りましょう。



【教育、人の成長について】


さて、教育って聞いたときに

「人が勝手に育つ場の提供」

というキーワードを思いつく人は
きっと木坂さんのことを少なからずの年月
追いかけてきた人だと思います。

(こう言うと気持ち悪いか笑)


これは子供でも大人でも変わらず言えることですが、
人間は「何かを教わってできるようになる」ことは
実はかなり稀で、実際は

「なんか知らん間に勝手にできるようになってる」

ことが多いです。


このことは「教わればできるようになる」という
従来の学校教育的な教育に染まっている人は
あまり馴染みのない感覚かもしれませんけど、


何らかの指導が即効性と確実性を持って


「その人をできるように”させる”」


という思想は今の教育現場ですら否定されています。


これは実際に学校で配布された資料なんですが、
その中には堂々と

「講義形式の授業による定着度は5%」

ということが書かれていますからね。


ただ、この辺の事実は学校現場での常識、
というわけではなく、割と新しいものです。

その分今まで講義形式の授業が正しいと思って
考えなしに授業を行っていた教師たちの中では
かなりの物理を醸しているようで、

一部の教師は今までの教師人生(積み重ね)を
否定されたように感じている人もいるようです。


いずれにせよ、先生や講師が一方的に教えるような
教育の仕方ではまったく身にならない。

このことがあれだけ時代遅れで変化がないと
言われている学校現場にすら
浸透してきているということです。


んで。


まあそんな学校現場はともかくとして、

「人は何かを教えてもらってもできるようにはならない」

という事実は、何かを誰かから教わる際や
反対に何かを教える際に非常に重要なことを
示していると私は思っています。


というのも、私たちは教わる側の時には
教えてもらうんだからできるようになるのは
当然だと思うことが多いし、

教える側の時には何がなんでもできるように
しなければダメだと思うことが多いです。


・・・まあこれは従来のパラダイムからすれば
いたって当たり前の感覚です。


ですから、もしお金を払って教わる場合は
できるようにならないとクレームが入るし、

教えようとする場合は教えたことができないと
「なぜこんなこともできないのか」
と教える側がイライラすることになります。


それはなぜかって言えば

「人は教われば出来るようになる」

という感覚が私たちに染み付いているからなんです。


ただ、現実はそんな簡単ではなくて、
教えてもらってすぐできることなんてのは
学校教育ですら稀ですよね。

足し算にしろ九九にしろ、文法にしろ
地震や噴火のメカニズムにしろ。

さんざん悩み倒して、何度も反復して、
そしてようやく、しかし知らぬ間に
できる(覚えられる)ようになることが多いのです。


ビジネスなんかもっとそうですよね。

教えてもらって稼げるようになるか。

・・・まあ大抵はなりません。


この辺りはそこら辺の高額塾とか
ビジネススクールが証明してくれています。

もちろんそういったところに行けば
ビジネスの基礎やライティングなどは教えて
もらえるので無駄だとは思いませんが、

しかし結局のとこ、人から教えてもらうことは
納得や知識は得られるけれど「身」にはならない。

つまり、結局稼げるようになることなく
終わってしまうことが多いんですね。


この法則みたいなのが一昔話題になった
「木坂難民」の原因とも考えられるわけですが、
そんなことはまあ置いといて。


人は教えてもらってできることはほとんどない。


もちろんまったくないわけではないですけど、
あってもせいぜいキッカケレベル。

教えてもらってすぐできるようになる
なんてことがもしあるとしたら、
それは単純にその人のステージに依存します。

要は、それをすぐ実践できるだけの
土台がその人にあった、というだけなんです。


いずれにせよ、ほとんどの場合、
教えてもらってできることはない。


その残念さこそが教育の本質だと私は思うのです。


つまり何が言いたいかというと、


人は勝手に学ぶ


という当たり前のことを改めて理解してほしいということです。


で、そのことを踏まえたら次に進めるわけですが、
あまりにも長くなりそうなので
これは次の記事に回そうと思います。


それでは、いったんこの辺で。

ありがとうございました!

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