こんにちは、Kです。
今日はMSPの作り方について話します。
最近このサイトに来られた方は
『MSPが作れない? 〜だったら5分で作ってみせようじゃないかワトソン君〜』
と合わせて読んでみてください。
前回は「Me」にフォーカスしましたが、
今回は「作り方」にフォーカスしています。
もうこれらの記事とMSPワークショップに
取り組んでもなおMSPが作れないなら、
正直諦めちゃってもいいかな・・・。
そう思うくらいには噛み砕いときましたので、
最後の悪あがき的にお読みくださいませ。
さて。
まずはこいつを見てみてください。
マインドマップですね。
これがMSP作りの全体像です。
※できれば印刷して横に置きながら
記事を読んでみてください。
右っかわが具体的な作り方、
左っかわは作った後のチェックポイントと
よくある勘違いポイントです。
まあ左っかわは最近の木坂音声を
私なりにまとめたものですので
ここでは特に解説するまでもないんですが、
ここで注目してほしいのは右っかわ。
Me、Selling、Proposition
これですね。
これがMSP作りの具体的なステップです。
1.自分を掘り下げ(Me)
2.相手を掘り下げ(Selling)
3.提案の仕方を考える(Proposition)
このステップでMSPを作っていくんですね。
まあ一応軽く解説しておきますが、
最初の第1ステップ(Me)は
自分をひたすら掘り下げていくパートです。
自分はどんな人生を歩みたいのか、
どんな人生を体現していきたいのか、
いつ死んでも幸せな人生とはなんなのか。
こういうのをひたすら考え、対話していきます。
で、第2ステップ、Sellingのパートは、
「売るため」と直訳できるように
相手のことを掘り下げていきます。
どんな人生を生きたいと思っているのか、
そんな人生のために何が必要なのか、
どんなキーワードに反応するのか。
従来のマーケティングとか
StayGoldやWakeUpの話などを
踏まえてリサーチしていきます。
で、最後のPropositionのパート。
これも直訳の通り、提案のパート。
どのように相手に伝えるのかを考えていきます。
・・・とまあこんな感じで、
1.自分を掘り下げ(Me)
2.相手を掘り下げ(Selling)
3.提案の仕方を考える(Proposition)
この3つのステップでMSP作りは
進んでいくわけですね。
・・・とまあ、偉そうに解説してますけど、
これについてはStayGoldのスライド
1. 「どうなりたいのか(=Coreの自覚)」
2. 「どうすべきなのか(=他者のCoreの自覚)」
3. 「何ができるのか(=強みの自覚)」
このまんまですので、持ってる方は
ビデオなりで復習してみてください。
・・・ここまでは復習です。
で、このわざわざ作ったマインドマップから
一体何を見てほしいかってことなんですが、
それは、
「どこで何をすればいいのか」
というそれぞれのパートのアプローチ方法です。
一体何をしていってMSPを作っていくのか。
その具体的なステップを見てほしい、
もっと言えば
何をしなければならなくて、何をしてはいけないのか
ここを見てほしいんですね。
例えばですけど、Meのパートでは
「自己リサーチ」「コア」「ステージ」
という3つの言葉が出ていますよね。
つまり、Meの掘り下げの部分では
この3つのことを意識してやっていく。
逆の言い方をすれば、
これしかやってはいけない
のがMeのパートなんです。
当然ですが、相手のことなんて気にしません。
ビジネスについても考えません。
商品なんかどうでもいいです。
市場?マーケティング?ブランディング?
ライティング?要塞?抽象度?バラ色の未来?
なーんも気にしなくていいんです。
なぜか。
それは2とか3のステップだからです。
ここがすっごく大事です。
勘違いしがちなんですけど、
Meのパートでは自身の掘り下げしか
行いません。
ライティングとかリサーチとか、
従来のビジネスでは必須だったものすら
ここでは使わないんです。
ビジネスのことすら考えません。
だってMeって
1. 「どうなりたいのか(=Coreの自覚)」
なんですから。
自分と相手との接点を見つける必要も、
ビジネス的な視点に凝り固まる必要も、
相手とすり合わせる必要もないんです。
自分のことだけ。
ここを徹底せず、中途半端に相手のことを
考えちゃうから、ほとんどの人のMSPは
恐ろしくしょぼくなってしまうんです。
まずは自分を明確にしてください。
これが第1ステップのポイントです。
「余計なことはしない」ってことですね。
大事なので押さえておいてくださいね。
ここをはっきりさせておくと、
ライティングワークショップで言われていた
「ゴツゴツした文章」が書けるようになりますし、
相手に何ができるかという強みの部分、
自分が先輩である部分も見つけやすくなる
と思います。
続いて2のSellingのステップのポイントです。
まあここでも「余計なことをしない」ってのが
基本的なポイントになるんですが、何はともあれ
ここでようやく「相手」が出てきます。
なので弁証法とか反動とかの
WakeUpの内容はこの辺から
メインで使えるようになりますね。
あの手この手を使って相手の理想の人生像を
リサーチしていってください。
ただ、このときにも売る方法とか、
どうすれば売れるかとかを考える必要は
まったくありません。
当然、ライティングとか要塞とか
ストーリーとかもまだ使いません。
ただ相手のことを知ることだけを
第1に考えてください。
ここがSellingのポイントです。
ちなみにですが、木坂さんが
「相手の理想を第一に持ってこい」
と言ったのはこの辺りから来てると思います。
このパート“では”相手を1番上に
持ってきていろいろ考えていきます。
ただ、パートによって何が最優先されるかが
全然変わってくるので気をつけてくださいね。
常に相手が1番上というわけではない。
そういうパートもあるということです。
Meのパートではとにかく自分、
Sellingのパートではとにかく相手。
Propositionでは相手と自分の
重なる(ビジネスとして成立する)部分
を重視していきます。
そう理解しておいてください。
で、最後のPropositonのポイントです。
ここでは提案の仕方やライティングなどの
要素が書かれていますが、ここでようやく
要塞とか抽象度の移動とかコピーとか、
「相手にただしく伝えるための方法」
が使えるようになります。
ネットビジネス大百科のコピーパートとか、
ストーリーやベネフィットなどの
テクニックもここでようやくです。
感情を揺らしたり、ズラしたり、
三段論法を使ってみたり。
あの手この手で相手に伝えていきます。
ここは個性が出にくい分、
実力や経験による差も出やすい
パートになりますね。
書けば書くほどうまくなっていく、
という意味でも数をこなす必要が
出てきます。
でもまあここは木坂さんが
「荒削りでもいい」
って言っていた通り、
最後のスパイスというか、
料理でいう「盛りつけ」の部分なので、
そこまで気にしなくていいと思います。
見た目の問題ですからね。
ぶっちゃけここは多少ダメでも
今までのパートがしっかりできていれば
ある程度のコミュニティは作れます。
味が美味しければ見た目が悪くても
食べに通うじゃないですか。
でもどんだけ見た目が良くても
味が悪ければ通いませんよね。
そんだけの話です。
ここのパートは見た目です。
どう見せるかのパートなんですね。
ちなみにこれは余談ですが。
このPropositionだけを完璧にすると、
一見さんのみのよくある飲食店風の
ビジネスを作ることができます。
見た目でお客さんが入ってくるけど、
二度と戻ってこない的な。
リピーター0。
口コミ最悪。
でもそれを知らない人が寄ってくる的な。
そういうリストが枯れていくタイプの
ビジネスを作ることができるんですね。
なので、そういうビジネスをしたい場合は
ここを極めればいいと思います。
ただ、そうじゃない場合は
1か2のステップに本腰を入れていく
方が遥かにいいでしょうね。
もちろん、企画やサービスなどが
うまくいかなかった場合も
1と2の見直しからが基本になります。
言葉面でどーにかなることなんて
ほとんどないですからね。
・・・とまあいろいろ言ってますけど。
テクニックに走っちゃう気持ち、
「ここを変えれば反応率上がるんじゃね?」
って思う気持ち。
すっごくわかります。
もうこれはパチンコであと1000円
入れたら当たるんじゃね的なもんです。
せっかくここまで頑張ったんだから
それを生かしたくなっちゃう。
何か後少しで大きく変わるような
気がしてしまう。
単純にもったいない。執着。
わかります。
だって私も昔そうでしたから。
ひたすら書き直してました。
でも、そんな経験を通した上で断言します。
それで良くなることなんてやっぱないです。
やっぱりそうなんですよねー。
とにかくMeなんですよ。
や、ホントに。
なんといいますか、説得力が違うというか、
言葉の重みがあるというか、五感に訴える凄み
みたいなのが出てきますからね。
きっとあなたの周りにもそういう人いると
思うんです。
なんか同じこと言ってるのに全然聞こえ方とか
意味合い、印象が違う人。
Meから語ることはそれと完全に同じとは
いいませんが、似た効果を生み出します。
そりゃあ説得力とか重みのある人に
着いていきたいと思いますよね。
そういう当たり前の話なんです。
別に特別なことを言ってるわけじゃなく、
一般的に見てそりゃそうだよね、ってことを
ちょっと概念的に話しているだけで。
・・・脱線がすごいので戻しますが。
とにかく大事なのはMSPは3つの
ステップで作ることができることと、
それぞれのステップで何をするのか。
この2点です。
1つ1つのステップではやることも
重視することも違います。
そこをごっちゃにするといかにも
さむーいMSPになっちゃいますからね。
それこそ「要塞の中でつかまえて」で
紹介されているみたいななんとかうまく
見せようとしてるMSPができちゃいます。
MSPはMeから語るからMSPです。
ただユニークであればいいってわけじゃない。
ただ人と違えばいいというわけでもない。
その人にしか出せない重みや説得力、
その人についていきたいと思わせる
“何か”を文章にまとわせること。
これが1つの効果と言いますか、
目的と言える部分なんですね。
(もちろんこれだけじゃないですよ?)
なのでまあ、やっぱりMeが大事ですよ、
というここに戻ってくるわけで。
そのためにはちゃんとステップ踏みましょうね、
というお話にまとまるわけですね。
はい。
・・・というわけでMSP作りに必要な
要素をマインドマップ的にまとめ、
解説してみました。
どこで何をすればいいのか、
何に取り組む場合でもそうですけど、
すっごく大事です。
ひぜひ参考にしつつ、
自分なりのMSPを作ってみてください。
フォローアップに参加している方は、
今回の解説とマインドマップの書き込みを
照らし合わせつつ、
自身のMSP作りやセミナーの理解に
生かしていただければと思います。
そんでは今日はこの辺で。
ありがとうございました!
K