ライティング 〜主張の難しさ〜


こんにちは、Kです。


今日は「主張」についてお話しします。


最近7つの鍵関連のライティング企画をやってみたり、
新しいマスタークラスが始まるに従っての
インテリジェンスの勉強とかをしているわけですが、

その中で木坂さんが言う

「主張を出せ」

という言葉の意味がわかってきて、ああなるほど、と
思うところがあったのでそのシェアをしたいと思います。


推敲する時間とかがないので多少の誤字脱字等はお許し下さい。


さて、木坂さんは文章において

「自分の主張を出すこと」

をスタート地点に設定しています。


ですから、まずは主張を出すことだ。

主張のない文章に価値はない。

リーダーとして活動するための必須項目だ。

主張が文章の価値の8割を決める

ということをよく言います。


ただ、これは私もそうだったんですが、
「主張」ってのがなんなのかよくわからない。

主張ってのは自分の言いたい、伝えたいことですから、
そんなん文章書いてれば誰でもあるだろうと
思っていたわけです。

考えようによっては金を稼いで自由になりましょう、
これすら主張ではないのか、と。

そう思っていたわけですね。


しかし、どうも違うみたいなんです。


主張にはいくつか満たすべき条件があります。


それは


・「自分のもの」であること
・理想的かつ現実的であること
・実際の行動に結びついていること



この3つです。


つまり、まず借り物の言葉ではいけない。


誰かの言葉をそのまま使っていたり、
本で読んだ学びをそのままシェアしたりしているとか、
そんなものは主張ではないわけです。


また、それは自分の理念、理想、MSP的に
合致している必要があるわけですけど、
それと同時に現実も踏まえてなければいけない。

要はただ理想を語っているだけではいけなくて、
今の現状がどうなっていることもすべてわかった上で
その上でこう、という主張を出さなければならないわけです。


更に言うと、そんな現実的な主張ですから
その主張を自身が体現していなければならない。

要は自分にできていないことや
やろうともしていないことを主張として
述べてもいけないわけです。


これらを具体化するとこうなります。


例えば年金問題とか考えてみましょう。


・年金制度は破綻しています!


これは一見主張に見えますが、 主張ではありません。

これはただ問題点を指摘しているだけであって、
「自分の」主張が出ているわけではないからです。

ある意味借り物の言葉にすぎないし、
本気で思っていたとしても
「だからなんだ」で終わってしまいます。


ではそこから更に踏み込んで


・イチから制度設計し直すべきです!


とか言ったとしましょう。


これも主張に見えますけど、
やっぱり主張ではありません。

なぜならそれは現実を踏まえておらず、
ただの理想を語っているに過ぎないからです。

そんなことを言ったところで
今の年金制度はそうなっているわけで、
それを維持したいと思っている人もいます。

何より自分のアクションに落とし込めて
いませんよね。


ではこれならどうだと


・若い世代も高齢者の世代も同じように痛みを伴った改革を受け入れるベきです!


とか付け加えてみましょう。


ここまで言えば主張っぽく見えますけど
やっぱり主張ではありません。

何よりそんなのを主張したところで、
一国民の意見としては意味はありますけど、
リーダーとしてその人についていこうと思うような
感情の動きなんて起こりませんよね。

こうあるべきです、

という理想を持つことは大事ですけど、
主張として大事なのは「私はどうするか」です。

痛みを伴う改革をしてくれれば受け入れます、
なんていうifの問題を語っても意味はありません。


そうなると、リーダーとしての主張とはどんなものになるのか。


理想的かつ現実的な主張は何か。


例えばこんなのがあるでしょう。


・だから○○という理由で私は年金を払いません

あるいは

・それでも私は○○という理由で年金を払います

あるいはまったく別の

・第3の行動をとっています。


こういうのが主張になるわけです。


つまり、自分はどうあるべきかという理想を
しっかり持っていて、かつ現実も踏まえた上で、

「その上で自分はどう生きていくか」

これを述べるのが主張なんです。


例えば木坂さんなんかは、
年金制度に限らずそういった国の補助制度に対して
一貫してこう言っています。

「何かに頼る生き方はしたくない」

だから健康保険とか年金は国民の義務として払うけど、
それはあくまでも義務として払っているだけで
それに頼らず生きていける土台を自分で作ることを重視している、と。



こういうのが主張です。


まあ年金制度とかを例にあげちゃったので
これをおおっぴらに言っちゃうと

「払わんとか言語道断だ!」

的な意見が出てくるでしょうけど、
大事なのはそんなことではなくて、

自分がどう思っていて、現実はどうなっていて、
その上で自分はどう生きていくかを述べて初めて
主張というものができるということです。


そう考えてみると、案外主張のある文章が
少ないことに気づくと思うんです。

自分の理想だけを語る人は多いです。

問題点だけを語る人も多いです。

自分ではどうしようもない机上の空論を
持ってくる人も多いです。


これは制度だけじゃないですよ?


成功法則を語る場合もそうです。

理想はこう、とだけ言う人、いますよね。

この人はこうだ、という借り物の言葉を使う人、いますよね。

自分はどうなのかと。

本当にそれをやってるのかと思う人、いると思います。


まあかくいう私のブログなんかも
完全に木坂さんの言うことを真に受けてるんで
自分の主張がないのが明白なんですけども苦笑


なんにせよ必要なことは

「自分はどうしているのか」

あるいは

「自分はどうしていこうと思っているのか」

を語るのが主張だということです。


・・・そのことを踏まえると、
主張を出すのってけっこう難しいですよね。

物事をかなり深く考えてなきゃいけないし、
その上で自分はこうすることを決断しなきゃ
いけない。

さらに言えば、自分が実際にそれを
していなきゃいけないわけです。


でも、そんな主張を出すことができれば
リーダーになれるってのは
個人的にはすごく腑に落ちます。

そこまで考えた上で行動を決定している人。

しかもその行動に共感できる人。

着いて行きたくなるに決まっています。


主張が文章の価値の8割を決める。


その言葉の重さをかみしめた今日このごろ。


主張が出せるよう頑張りましょう。


それではまた。

ありがとうございました!




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