いきなりトンデモタイトルで失礼します、Kです。
今日はですね、MSPを自分なりに再定義して
みようかなと記事を書いております。
木坂マニアというかStayGold参加者にとっては
当たり前すぎる概念であるMSP。
これからの時代の必須要素として、
「準備の年はMSPを作ることだけに専念してください」
と語られてきました。
・・・準備の年終わりました。
MSP作れましたか?
私は無理でした。
i|||orz|||iズーン
だってね。
だってだってなんだもん。
(・ω−)☆キュピーン
・・・というお約束はともかくとして、
MSPってよくわかんなくないですか?
確かにセミナー後、みんな語り合ってましたよ?
私も語り合いましたよ?
ただ、語り合いはするんですが、どうも表面的というか、
「○○が私のMSPだと思います」⇒「へーそうですか」
みたいな感じで話が終わってしまう。
違うんじゃない?と否定もできないし、
そうですよ!とも同意もできない。
最終的には
「お互い頑張りましょうね!」
で終わってしまうんです。
で、木坂さんに面談とかで持ってって、
ボロックソに言われるという・・・。
あなたはどうだったでしょうか?
StayGoldを受けて、MSPを作って、
バラ色の人生を手に入れましたか?
これが自分のMSPだって断言できるものを作って、
無事「行動の年」を迎えることができたでしょうか?
・・・私の見る限りほとんどの人は作れなかったみたいですが。
このことは田中二郎さんの「StayGold難民」という
表現からもなんとなく想像がつきます。
恐らくほとんどの人が使えなかったんでしょうね。
なので、今回こういう記事が役に立つのではと思い、
(何回も書き直しながら)筆を執っています。
たぶんですけど、私の仮説が正しければ、
MSPなんて5分で作れるはずです。
もちろん言葉などを練る必要はあるので
すぐに訴求力のあるコピーが作れるわけではありませんが、
少なくともその土台は作れるはず。
ただ、1つだけ問題があって。
私がそれを伝えられるかが微妙という・・・。
すみません。
いや、マジで言語化しづらいんですよね。
ワークやってもらえば一発だと思うんですが、
文字だけで一方的に説明するってのは
やはり相当な理解力とスキルが必要みたいです。
maruさんとか原澤さんとかよくやってんなあ・・・
あーやだやだ。
そんな感じで愚痴ったところで、本題です。
なぜ、みんなMSPを作れなかったんでしょうか?
なぜ、ほとんどの人がMSPを作れず、ビジネスにも
生かせず、ただ「コミュニティっぽいビジネス」を
することしかできなくなってしまったんでしょうか?
対話のスキルを身につけた今、
その理由は明確すぎるほどわかります。
そう。
「漠然とした言葉を漠然としたまま考えていたから」
これに尽きるんです。
MSPってすっげー漠然としてますよね。
究極レベルの抽象概念です。
ちなみに木坂セミナーのスライドはこんなんでした。
USPとブランド
・USPという概念は、今やMSP(Me Selling Proposition)
という概念に置き換わっている
・Uniqueと言いながら、実際には製品そのものの差別化
しか意味していない
・Meとは「人生(=その人+環境)」全体のこと
・ある企業やブランドと自分を「同一視」するよう促す
propositionのこと
・・・
「 Meとは「人生(=その人+環境)」全体のこと」
わかんねーよ!
って感じじゃないですか?
人生とか環境もわかりませんし、
英語ができない私にはSellingやPropositionなどの
単語の意味すらわかりません。
MSPってなんですか?
人生ってなんですか?
環境ってなんでしょうか?
・・・つまるところ、問題は簡単なんです。
誰もがMSPが何なのかわかんないまま、MSPを作ろうとしていた
ここに尽きる。
わかんないのに作れるわけないですよね。
マッド科学者の人体実験じゃないんですから。
だからまずはMSPを理解することです。
MSPとはなにか、あなたは説明できますか?
『 Meとは「人生(=その人+環境)」全体のこと』
これを自分の具体度に落として説明できますか?
もしできないのであれば、
この記事なりmaruさんなり原澤さんなりの
ブログで勉強してください。
個人的には私の記事をメインにするよりは、
他の方の意見を踏まえた上で、
参考程度に見るのが良いかと思います。
なので一応持論を述べる前に、他のところから
いくつかMSPの説明を引っ張ってきましたので、
まずはそこから見ていきましょう。
『■「MSP(Me Selling Proposition)=消費者が自分自身を強調する」
インターネットが広がり、当たり前となった時代。
僕らは「消費者であり販売者でもある」という時代になりました。
消費者がブランドとなり得るのです。
読者モデルとかまさにそれじゃないですか?
アフィリエイトなんかも「消費者であり販売者」というのを体現している
ビジネスモデルだと思います。正確には「委託販売」なのでちょっと違う
かもしれませんが(笑)
でも、同人誌の世界だったり、アプリなどのダウンロードメインの世界は、
これに近いと思います。』
(引用:http://nodejin.com/blog/archives/1998)
これは「のでじんさん」のブログから盗んできました。
恐らくマーケティング用語としてはこんな感じだと思います。
木坂さんもMSPは自分のオリジナルじゃなくて
そういう元の言葉があるんだって言ってましたので、
どっかから拾ってきてくれたんだと思います。
大元に当たるという姿勢はさすがですね。
恐らくマーケティング用語としては正解です。
MSPの原点と言える説明になっていますね。
ただ「原点」であるだけあって、本来のマーケティング向け、
つまり大企業とかマス向けビジネス対象の説明だと思うので、
私たちがするであろう「個」的なビジネスには少々説明不足に
なるかなって個人的には思います。
ビジネスに生かすには前提が足りないって感じですね。
次です。
今度はみんてぃあさんの
「Before you wake up…」
というPDFからパクってきました。
メルマガで配られたものなので引用元はお許しを。
ちょっと長いですけど丸々載せちゃいます。
『【MSP(Me Selling Proposition)】
端的に言うなら、「(提示している)理想の世界」の事。
コミュニティ化にあたって、自分の打ち出している世界観は
(特にこれからは)非常に重要になってくる。
例えば、昨年の木坂さんのセミナーのMSPは”Stay Gold”だった。
(恐らくこれは昨年の、というよりは木坂さんの全てのセミナー
を通しての大きなテーマであると思われる。)
このセミナーは、プロダクトローンチ等は一切行っていないにも関わらず、
1000人以上の申し込み者がいたのだが、あの価格帯のセミナーに
これだけの数を動員する人は恐らくこの業界にはいないだろう。
それほど「伝説」となったセミナーなのだが、何故これだけの数が動員
されたのか?というと、理由はいくつかあるのだが、1つは”あの”木坂さん
が久しぶりにビジネスのセミナーを行う、という真新しさがあった事と、
それなりに販売力があった僕がプロモーションを行った事。
しかし、一番大きな要因としては、このMSPの部分にあったと思う。
“Stay Gold”とは、「ホンモノの金であり続けろ」という意味である。
それは当時、業界にはメッキで塗り固めて「要塞っぽく見せている人」
が多く、「あぁいった稼ぎ方はしたくない。もっと真っ当にやって
ビジネスで成功したい。」と思っている人が増えてきた中で、
打ち立てた理念なのである。
恐らく、このMSPが無ければ、セミナーの参加者は半分くらいに
減っていたのではないか、と思う。
「MSPは、売り上げを最大化させる為のもの」
ではないという事だ。
そうではなく、MSPとは、
「自分の提示する理想の世界に共感してくれる人だけをきちんと集める」
という事に意味がある。
同じコンテンツを提供したとしても、どんなMSPを提示するかに
よって顧客層は全く変わってくる。
例えば、当時の流行だった「コピペ」「頭を使わず」を全面に押し出した
塾の参加者は、ほとんどが「バブル世代の人」だったと聞くが、それは、
彼ら(塾の主催者)が、バブル世代の人が反応する様な世界観、つまり
「楽して人生一発逆転」という世界を打ち立てていたからだ。
逆に、そういった塾には若い人が全くいないらしいが、それは若い世代
の人が、あぁいったギラギラした世界にピンと来ないからである。
“Stay Gold”はそういった世界とは対極で、
「本当に実力を付けて、自分だけの要塞を作りたい」
と思っている人が参加していた為、やはり参加者も非常に意識が高い人が、
そして幅広い年齢層の人が参加していた様に思えた。
一方で、2014年のセミナーでは、タイトルは”Wake up, Now”という事で、
「今すぐ目を覚まして、何らかの活動を開始しろ!」という意味である。
そして、今回は全体のテーマを「人間」としていて、つまり、
「目を覚まして行動する為に、その第一歩として人間を深く学ぶべきだ」
という(全面に押し出されてはいないが)隠れたMSPが存在する。
同じ「ビジネスの話をする」というセミナーでも、
どんな世界を打ち立てるかで見え方が全く変わってくるのである。
実際、今回のセミナーのセールスレターを読んでも一切ビジネス
っぽい話は出て来なかったし、僕も販売する際は「人間」について
以外はほとんど触れなかった。
しかし、だからこそ、「改めて、人間について深く考えてみよう」と
思った人たちが参加しているのだと思う。
MSPとはすなわち、
「自分が作った要塞のどこにスポットライトを当てるか?」
という事なのだ。
要塞は複雑で、それをそのまま見せても伝わらない。
だから、自分の伝えたい世界がバシっと伝わる部分にスポットライトを
当てて、その要塞が何なのか?が一目で分かる様にする役割がある。
例えば木坂さんであれば、ネットビジネス大百科の頃は「コピー
ライティング」にスポットライトが当たっていて、数年前であれば
「哲学」などに、そして今は「人間」にスポットライトが当たっている。
別に本質が大きく変わっているわけではないのに、どこにスポットライト
が当たっているかによって見え方が大きく変わる。
また、どの文脈で打ち出すかによって、その都度スポットライトを当てる
部分を変えていくのである』
うーむ・・・
しっかり説明してくれている感じがしますが、
個人的にはむしろよくわからなくなったような、
というのが正直なところ。
言ってることは理解できるし、対話していくと
「なるほど」と思えるような部分も多々あるんですけど、
ちょっと具体例がズレているかな、って感じです。
かいつまんで言うと、
「理想世界 = MSP」
ってことなのかな?
でもそれってベネフィットに近いような・・・。
誰かが感じる理想 = ベネフィット
自分が提示する理想 = MSP
ってことなんでしょうか?
判断保留。
次はYOUさんのブログからです。
『和佐さんの説明を分かりやすく解説すると
「要するに人とは違う体験を多くすればいいんだよ。」
ということに集約されます。』
(引用:http://you611.com/421.html)
お、おう。
えらいドラスティックな説明です。
しかし、一言で言っちゃう辺りさすが和佐さん
(YOUさん?)って感じでしょうか。
いかに変態になるか、ユニークになるかという視点で
ビジネスを語ってきた和佐さんらしい解答ですね。
続いて原澤さん。
これはMSP作り塾の中で話されていたことですが、
「お金に困らない状態で自分がビジネスとしてやりたいこと」
って話がありました。
原澤さんの視点は骨折(メンタルブロック)が
メインにあると私は思っているので、
「いやー、これやりたいけど諸々の事情でできないんですよー」
という制約を外すことが大事で、その制約を外した
「本当に自分のやりたいこと」をやっていけば、
それがMSPになるんですよ、という主張だったと思います。
まあこれは一理あると思いますけど、
それだと既にビジネスをやってる人や雇われ系の人は
どうしていいかわかんなくなりますよね。
雇われててもMSPは大事だって話だったと思いますし、
仕事を辞めるにしても、木坂さんや原澤さんの言うほど
簡単にはやめられないでしょうし。
それに物販とかサービス業とか、
「背中で語ることが見せにくいビジネス」
にもかなりキツいことになると思います。
なので一理はあるんですが、
個人的には難しい感じがしています。
・・・
さてさて、こんな感じで大御所っぽい人の
MSP論を持ってきたわけですが、どうでしょう?
MSP作れそうですか?
作れそうなら何よりですが、
少なくとも私には無理だったので、
ここで持論のお時間です。
今までの説を頭の片隅におきながら
聞いてもらえると良いと思います。
さあうまく伝えられるか!
いきましょう。
まず最初のポイントですが、
「MSPの他にもほにゃららSPってのは山ほどある」
ってのは念頭に置いておく必要があると思います。
有名なUSP、セミナーでもチラッと出たHSP、
のでじんさんのブログで始めて知ったOSPとかESP、
他にも調べたらいっぱいあるんでしょう。
てことは、
「○SP」の部分は今までとさほど変わっていない、
ということですよね。
ほにゃららん Selling Propositon
商品提案、売れる形で提案すること
です。
で、次なんですが、
「○SP」がほぼ固定ならば、変わってる頭の部分、
MSPで言えば「Me」が大事そうだってなりますよね。
で、そのMeを木坂さんは解説してくれている。
なら、そこと対話しなければなりません。
『 Meとは「人生(=その人+環境)」全体のこと』
抽象概念だらけでよくわかんねーってなるところですね。
なのでポイントを絞ります。
一単語です。
あなたはここで対話しようと思ったら
どの単語と対話しようとしますか?
人生?
その人?
環境?
・・・
違います。
まあ違うってのは言い過ぎですけど、
対話したらいっぱい学びがあると思いますけど、
MSPという観点から見たら、
恐らくポイントはそこではありません。
あくまでも個人的にはですが、
「全体」
という単語だと思います。
つまり、
「人生全体ってなんでしょうか?」
この問いがMSPにおける1番のポイントなんです。
その理由はあとで解説します。
まずは考えてみてください。
「人生全体」とは一体何を指すんでしょうか?
過去から今に至るまでの人生の軌跡でしょうか?
今から死ぬまでの未来のことでしょうか?
それとも「過去+今+未来」のことでしょうか?
なんだと思いますか?
もちろん、
「こうやって挙げるってことは全部違うはずだ!」
という深読みが大好きなあなたも、
だとするなら何なのか、考えてみてください。
・
・・
・・・(考え中?)
閃きましたか?
では、答えです。
ええ、当たり前ですが全部違います。
答えは「人生全体」です。
はあ?って思うかもしれませんが、
ここで過去とか未来とかを持ち出すのは
断言してもいいレベルの間違いなんです。
なぜなら、過去とか未来とか考える時点で、
それは「全体」ではなくなっているからです。
過去、今、未来。
分けちゃってますよね。
てことは、それは「全体」ではありません。
ただのストーリーの寄せ集め、
「人生の一部の集合体」です。
ここは個人的なポイントなんですが、
ストーリーをどれだけ集めたところで、
細かく書き綴った人生録ができるだけ
なんです。
それは人体のパーツをどれだけ組み合わせても
「生きた人間」にならないのと似たようなもので、
パーツをどれだけ集めたところで
できるものは「全体」とはほど遠い。
過去とか未来を持ち出した瞬間に
その人はMSP作りからズレてしまうんです。
そういう意味で「全体」はその言葉通り取る必要があります。
だから「全体」なんです。
つまり、相当いじわるな質問だったわけですね苦笑
ただ一応言及しておきますが、
私は物語論やストーリーテリングを
軽視しているわけではありません。
ストーリーはものすごく大事です。
大事なんですが、ただそれはMeの意味で大事なのではなく、
Selling Propositionの意味で大事だと考えています。
Meは人生全体です。
それに対し、ストーリーとは人生の一部をピックアップし、
「メッセージ性を含めた上で形にしたもの」です。
そういう意味で、ストーリーは手法です。
何度も言いますが、Meは人生全体です。
まったくの別物なんですね。
だからこそ私はMSPを考えるときに
過去の経験とか未来の希望とかを考慮に入れた主張は
全部的外れだと考えるに至っているんですね。
ま、それはとにかく。
兎に角。
大事なのは、
「Meとは人生全体のこと」
この言葉を言葉通りに理解することです。
これを変に分解するとミスリードします。
そのまま受け取ってください。
これが今回の対話のポイントです。
で、そういう視点を持った上でMeとは何かを考えます。
ちょっと別の言葉で表現してみましょうか。
例えばですけど、
「ある個人の一生を俯瞰したもの」
という表現はできると思います。
神的な視点で人を見たものという表現も可能でしょう。
もう少し難しい言葉を使えば、
「1個の生としてのプロセスそのもの」
と言い換えることもできるでしょう。
これがMeです。
・・・まあこの辺の話は「成功哲学との対話」の
前提がありますので、未読の人は読んでください。
特に「幸福」とか「人生」とか「プロセス」などの単語を
把握しておかないと意味がわからないと思いますので。
先に進みます。
ここからはもう少し抽象度を落として解説しますが、
今の話を強引に具体化すると、こんな感じになります。
MSPにおけるMeとは何か。
それは、
「あなたが死ぬときに幸福を感じられる人生像」
です。
例えばですが、
「ひ孫や大勢の家族に看取られて死ぬような人生が送りたい」
そう思っていたとしましょう。
だとするなら、それこそがMeです。
成功哲学の言葉を流用すれば「にんじん」です。
死ぬまで手に入らない幸福、
一生をかけて追い求めていくもの。
そんな「あなたの人生の終着駅」と言えるものがMeです。
ここまではいいでしょうか?
さらにビジネスとの間を埋めていきます。
あなたはそんな人生を送りたいと思いました。
ひ孫や仲間に看取られるような人生です。
そう考えたとき、そんな人生を送るためには
様々な条件が、そしてやるべきことが
山のようにあることに気づくと思います。
例えばですが、家族やひ孫に囲まれるためには
良い奥さんをもらわないといけないし、
子どもも早めに産まないといけないでしょう。
子どもから尊敬される親にならなければならないし、
離婚なんかしていたら話になりません。
知人とも友好な関係を築いている必要があります。
愛される存在になる必要があるわけです。
つまり、あなたの幸福な人生のためには
たくさんのやる「べき」ことがあるんです。
・ 結婚して幸せな家庭を築くことも、
・ そのために最高の女を手に入れることも、
・ 大勢の家族を養うためにお金を稼ぐことも、
・ 家族円満なコミュニケーションのために人間を学ぶことも、
・ 友達といっしょに遊び親交を深めることも
・ 子どものために仕事を辞めることも、
・ 家計のためにネットビジネスを学ぶことも、
・ 子どもの未来のために教育現場を変えようとすることも、
・ 痴呆にならないために俳句教室を立ち上げることも
すべてがMeを実現するのための行動であり、
それを実行することは「Meを体現している」という
ことになります。
友達を遊ぶことすらもただの娯楽ではなく、
歴とした「人生のための行動」ですからね。
すべてに意味があるし、目的があるわけです。
幸福のために必要な行動なんです。
そしてそういう行動をしているとき、
その人は「Meにコミットしている」という
表現をすることができるんだと思います。
これが木坂さんが何度も強調していた
「体現する」という言葉の意味です。
Meを体現するとは
「幸せな人生のためにやる“べき”ことをやっていく」
ことを指しているわけです。
ゾーンの話を聞いたことがある人は
時間の逆回しの話を関連させてみると
もう少しわかりやすいかもしれません。
なんにせよ、ここまでで
・ MSPで大事なのはMeであり、
・ Meとはなにか
・ Meを体現するとは何か
ということについて説明してきました。
StayGoldのスライドで言えば、
『ユニークネスあれこれ
・世界に示す「コンセプト」をまずは見つける
1. 「どうなりたいのか(=Coreの自覚)」
2. 「どうすべきなのか(=他者のCoreの自覚)」
3. 「何ができるのか(=強みの自覚)」
・この3ステップによって、コンセプトを構築する』
1の作業がこれに当たります。
で、当然ですが、これをビジネスに応用するには
2と3、つまり「Selling Proposition」、
売れる形で提案する必要があるわけです。
1つ1つ見ていきましょう。
2の「どうすべきなのか」はもうわかりますよね。
幸せな人生のためには、必要なことがいっぱいあります。
やる“べき”ことがあるんです。
それを理解することです。
そこには当然、他者、つまりあなたのお客さんが
「まだやっていないけどやるべきこと」も含みます。
あなたと同じプロセスを目指したい人の
必要なこと(やるべきこと)を
片っ端から列挙していくわけですね。
まあこの辺はMeを正しく理解していれば
そんなに難しくはないと思います。
Meが明確に決まれば自ずと見えてくるからです。
あとはそれを事細かに見ていくだけです。
それができたら3です。
「何ができるのか(=強みの自覚)」ですね。
これもそんなに難しいことではなくて、
たくさんのやるべきことからあなたにできること、
手助けができることをピックアップするだけです。
商品などを紹介しても良いし、
コミュニケーションスキルを身につけさせる
スクールなどを開いてもいいですね。
なんでもいいですけど、必要なことの中から
あなたができることを見つけてください。
で、それらの作業によって言語化されたもの。
これがMSPです。
わかりますかね・・・?(おそるおそる)
2と3はぶっちゃけ簡単です。
キモはやはり「Me」ですね。
幸福な人生像が明確に決まれば、
必要なことがいっぱい出てきます。
必要な商品だっていっぱいあるでしょう。
時には隠れ家に逃げ込みたいこともあるでしょう。
かしこまった形でうどんをすする必要もあるかもしれない。
もっと男らしくなるためにらーめん二郎が必要かもしれない。
タクシーの待ち時間だって不要ですし、
どうせなら快適に乗りたいじゃないですか。
アイドルだって、会えた方が楽しそうです。
圧倒的なパフォーマンスのアイドルグループだって
目の保養的に必要かもしれません。
パソコンも煩雑じゃない方がいいと思います。
説明書がいる人生って嫌ですよ。
・・・などのように、
Meを「その人が幸福に至るプロセス」としたとき、
一見関係ないものが全て繋がるんです。
あらゆるベネフィットが
1つのプロセスに必要なもの
として集約していく。
そういった必要なものを「相手に理解できる形で」提供する。
これがMSPと言えるものです。
だからこそ、何をしても売れるんですね。
必要なんですから、当たり前です。
そしてそれは、「体現している人」が
言うからこそ意味があり、訴求力があります。
ここでみんてぃあさんの文章に戻りますが、
『そうではなく、MSPとは、
「自分の提示する理想の世界に共感してくれる人だけをきちんと集める」
という事に意味がある。
同じコンテンツを提供したとしても、どんなMSPを提示するかによって
顧客層は全く変わってくる。』
まさにこの言葉の通りです。
木坂さんの幸福観が何かは知らないですけど、
例えば「金稼いだらハピハピ」みたいな幸福観を
木坂さんが体現していたとしたら、
仮に「StayGold」と言ったとしても、
その意味合いは全然違ってきますよね。
ヘタをすれば「金を持っとけ」みたいな
解釈になりかねません。
StayGoldはあの木坂さんが言うからあのMSPになるんです。
まあこれは極端にしてみても、
木坂さんがステージを上げろって言うのと、
みんてぃあさんが言うのでは印象が違いますよね。
たぶん私が言うステージを上げるも違うと思います。
それは両者のMe(幸福な人生像)が違うからなんです。
(ちなみに私の幸福感には「楽しければいいじゃない」が
多分に入っています。ステージを上げるにしてもステージを
上げた方が楽しそうだから、という思いがあります)
同じ言葉を言っても、響き方がまったく違う。
違うんですから、当然、ファンになる人も変わります。
木坂さんは好きだけどみんてぃあさんは嫌いな人もいるし
原澤さんは苦手だって言う人もいる、
私から学びたいと思わない人だっているでしょう。
それは同じ言葉を言うにしても、
どのような「Me」を体現しているかによって
相手が感じるベネフィットが変わるからです。
合わなければ寄ってきません。
顧客層が変わるのは当たり前なんです。
ただそれは提示の仕方で変わるのではなく、
どんなMSPを体現しているかで変わるんだ、
というのが個人的なポイントなんですね。
つまり、みんてぃあさんは
「どんなMSPを提示するかによって顧客層は全く変わってくる。」
と言っていますが、私は
「どんなMeを体現するかによって顧客層は変わってくる」
と思っているんだということです。
言葉自体は大した差ではないですが、
意味はまったく違います。
MSPは言葉です。
Meは人生そのものです。
個人的に大事だと思うのは
提示する言葉ではなく体現なのです。
でもまあ、この辺は解釈の違いでしょう。
好きな立場、実践しやすい方を選ぶのが良いと思います。
続けます。
私の立場に立って考えると、さらにこんなことも言えます。
Meを体現さえできていれば、
よほどおかしな(矛盾した)ことを言わない限り、
どんな言葉を言ってもそれはMSPになります。
それこそマネタイズと言おうが、
スピリチュアルと言おうが、
引き寄せハピハピと言おうが関係ありません。
「使えるシリーズ」とかまさにそうですよね。
だって、そういう本いっぱいありますよね?
でも、木坂さんが「使える」と言うと意味合いが
全然違って見えるのは、木坂さんがそれらとは違った
「使える」を体現しているからだと思います。
そして、「使える」ことが幸福な人生のために
必要だと思っていて、実際に実践していたからこそ、
あそこまで訴求力があったんでしょう。
こういう点からも私はMSPは言い方の問題ではなく、
体現しているMeの問題なのだと考えるわけです。
余談でした。
さて。
ここらで簡単にまとめますが、
MSPのMeとは人生そのものです。
どんな人生を送れれば「幸福」を感じられるか。
そんな人生を俯瞰した全体像がMeです。
それを体現し、MSPとして打ち出し、共感させること。
「私もそんな人生が理想なんですよ」
と思わせること。
そうなって始めて、
「MSP(Me Selling Proposition)=消費者が自分自身を強調する」
という意味でのMSPを発信できるんだと思います。
まあこれは(体現する力のない)企業向けの話なので、
現実的には企業の打ち出したMSPを実際に体現している人
(読者モデルとか役者とか)に商品を紹介させたりすることで
擬似的なMSPを感じてもらう、という感じになるんでしょうが。
それに対し、木坂さんが言う「個」のビジネスの場合は、
自分がリーダーとして自らのMeを体現することで
疑似ではないMSPを感じさせることを指します。
当然、後者の方が強力です。
しっかり打ち出せれば、まさに何を売っても問題ないし、
なんでも売れる世界に行くことができるんですね。
そんな感じです。
はい、以上!
ふい〜(;−ω−)=3
疲れたー!
思ったよりも長文になってしまいましたが、
たいへん大変おつかれさまでした。
カウントしてみたんですが、文字にして1万字以上。
うまく伝わっていればいいなあ・・・。
でもまあ何度も言うようにワークすれば一発なんで、
そのワークはメールで流そうと思います。
ホント、びっくりするくらい簡単に作れますから。
(まあその代わり脳みそは死にますが)
よくわかんなかった人は
しかしそれでも何度も読み込みつつ(ここ大事)
次のメールをお待ちくださいませ。
それでは、ありがとうございました!
K
P.S.
あ、ワークを受けたいっていう奇特な人は
メンバーサイトに登録しておいてください。
まあこの記事読んでる時点で終わってる
可能性も少なからずありますが、
気が向いたらまたやるかもしれないので。
メンバーサイトの詳細はこちらをどうぞー。
P.P.S.
原澤さん関連で来られた方は
「k-contact@some.jp」(@は半角)
あで直でお送りいただけますと幸いです。
もちろんメンバー登録してくださっても
対話仲間の数十名、心より歓迎致しまする。
かしこ。