西洋思想史 第2回 ワーク



こんにちは、Kです。

今日は西洋思想史の第2回、

「1番偉いのは誰か」

のセミナーのアウトプットです。


端的にいうと「主権」がテーマのセミナーですね。

主権を持つ人が1番偉い。

第1回は「人権」がテーマでしたので
その派生系って感じのセミナーでした。


ちなみに前回は人権について触れなかったので
少し内容について押さえておきますが、
ざっくり言うと、

古代ギリシャ、ホッブズ、ロック、ルソー

そういった人権思想の歴史を追っていき、
最後はハンナ・アーレントの

「『人権』という単なる言葉はすべての関係者―犠牲者、迫害者、傍観者―にとって救いのない理想主義の証拠となり、あるいは、不器用な精神薄弱的仮説に過ぎなくなったのである。」(ハンナ・ アーレント 1906年- 1975年)

という言葉で締めくくられたセミナーでした。


これもざっくり解説すると、
人権はそもそも「認識」の話なんだから
それを根拠にしちゃダメよ、という話です。

人権という「認識」の議論は結局のところ
「その時の権力者がどう解釈するか」
の話に過ぎないのだから、

要はヒトラーみたいな人がトップに立てば、
簡単に失われてしまうものなんだ、
という話なんですね。


人権とはみんなが信じている宗教のようなもの。

実態はどこにもないし、

それを保証してくれるものもない。

ある種の物語のようなものなんだ。


ユダヤ人として第二次世界大戦を経験した
アーレントらしい解釈だと思います。


詳しくはぜひ本を読んでみてください。


・リヴァイアサン(ホッブズ)
・社会契約論(ルソー)
・市民政府論(ロック)
・全体主義の起源(ハンナ・アーレント)



この辺が元ネタです。

内容は死にそうになりますけどね。

特にアーレント。

興味ある人は、買ってみるといいと思います。

値段と、量と、内容、3重に絶望できます。


はい、復習終わり!


んでですね、今回ちょっと諸々の考えがあり、
ぜひ皆さんに考えてほしいことがあります。


セミナーでも実際に出されたワークです。


・「脱原発テントの強制撤去に抗議する。
原発事故は終わっていない。続いている。
今こそ脱原発であり、原発がなくても電気は足りている。」(福島みずほ)



これについて賛成か反対か述べてください。


ヒント・・・になるかはわかりませんが、
島田さんの記事を載せておきますね。


それではまた。

ありがとうございました!






P.S.

回答は簡単にでいいですよ。

賛成か反対か、その理由を含めて書いてください。

解答していただいた方はメンバーページの記事に
招待しますが、こういうワークはちまちま出しますので、
このワークにこだわらなくても大丈夫です。

もちろん、アウトプットでも可です。

楽しみにしています。



P.P.S.


大事な情報が欠けていました。

この発言は脱原発派の人たちが設置していたテントを
撤去する判決が出た際に福島みずほ先生が
発言したものです。

ざっくりとした内容は各自調べていただくか、
このニュースを見ておけば問題ないと思います。

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